パチンコ黄金率「白い絹糸」



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「龍が如く4」(PS3、セガ)のパッケージ写真
 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「開発陣に質問状」。今回は、人気RPGシリーズ最新作「龍が如く4」(PS3)です。演出を手がけたセガの横山昌義さんにゲームの魅力を尋ねました。

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--ゲームのセールスポイントは?

 日本最大の歓楽街を舞台にした、裏社会に生きる「熱き男たち」の人間ドラマが、本シリーズ通じてのコンセプトとなります。セールスポイントは一言では語れないのですが、シリーズ通じて好評をいただいているドラマシーンの強化はもちろん、「夜の繁華街」で思う存分遊べるよう、プレースポットの強化を図っています。複雑に絡み合う物語、ハードボイルドな世界観に浸りながら、時にはパチンコなどで息抜きするなどして、思い切り「『龍が如く』の世界」を堪能してもらいたいと思ってます。

--今回はキャラクターが一気に4人に増えましたね。

 主人公を複数にすることで、ユーザーの方の「主人公への感情移入」が分散する恐れがあったので、主人公のキャラメークではできうる限り「共感できる要素」を増やそうと努力しました。その結果、新主人公として登場する3人には、それぞれのキーワードを持たせています。新主人公の1人目、街金融社長の「秋山」には“金”、2人目の脱獄囚「冴島」には“愛”、そして3人目の刑事「谷村」には“正義”、というキーワードを背負わせています。金というものが映し出す人間の本性。人は欲望にどう向かうのか? 愚直な愛というものが引き起こす悲しき現実の行く末は? そして本当の正義とは一体何なのか? そんな難しいテーマをベースにして各キャラクターのエピソードは進行していきます。そのすべてがつながった時、果たしてもう1人の主人公・桐生一馬(シリーズ通じての主人公)は、どのように動き、どのように決断するのか。ユーザーの方には、その「男たちの奇跡の記録」の目撃者となってほしいです。

--今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。

 シナリオの上がりが遅いこと……、なのではないでしょうか(笑い)? 例えば脚本のト書き1行にサラッと「○○組の部下、500人。一斉に頭を下げる」などと書くこともあるのですが、それを実際に作るのはCGデザイナーたちです。毎回シナリオを上げるたびに、他の開発スタッフの無言の圧力と怒りを肌で感じています。そのせいなのか、シナリオを書き終えるときは、必ず血尿が出ますね。

--ファンへ一言お願いします。

 本作は、「龍が如く」シリーズの一つの集大成になるものかと思っています。ファンの方々には期待、不安、迷いなどいろいろな思いがあると思いますが、とりあえず手に取って遊んでみてほしいと願ってます。よろしくお願いします!

株式会社セガ 第一CS研究開発部 第2企画セクションマネージャー龍が如くシリーズ 脚本・演出 横山昌義



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パチンコ黄金率「白い絹糸」




http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100321-00000001-mantan-game

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