大切な夫と結婚してもう6年も経つ。幸せで愛し合っている。

しかし、日本の家族からは理解されないままだ。

先日、兄からのメールの件名が「絶縁」というものだった。今親族の中で病人がいるなどして大変なのにお前は日本にいない。自分の人生だと言って勝手に家を出た。俺の人生はどうなる。もう帰ってくるな。絶縁だということが書かれていた。

兄は独身で父と2人暮らしだ。時々やりとりするメールの中に、父と喧嘩した話なども書かれている。私としては年老いていく父と喧嘩などしてほしくない。手をあげるのではないかと怖くてたまらない。父は頑固なことろがあるかもしれないが、もう満70歳になり、父親として子供を立派に育てた。もはや兄からつべこべ言われる筋合いはない。それなのに、生活のことで兄が父に対して何か違和感や疑問を持つと、父に変わってほしいと求めてしまうように見える兄。残念だが自立できておらず、子供が親に反抗しているようにしか見えない。

兄は心の奥は優しいのを知っているが、同時にとてもまだまだ子供のようで自立できておらず、周りに助けを求めてしまう部分がある。家族のことは良い事だけを他人にいいたいし、家族円満に憧れる私には、このように兄のことを書くのは本当は辛い。

だからこそ名前も出さずに悩みのはけ口にできる場所、匿名でつづることができるブログが今の私には必要だと思った。

日本に心から頼れるような家族はいない。それだけならいいが、家族から恨まれているのかと思うと辛くてたまらなくなる。

いつの日か、本当の意味で国際結婚のことを理解してもらえる日はくるのだろうか。

私もほうも、このようなメールをもらう度に傷つきすぎないように、言われたことを半分で聞けるように努力したい。幼稚な兄は、つい感情的になるとそれをそのまま文章にしてしまうだけで、それを受け取った相手がどんな気持ちになるか、そしてそのことでどんな結果につながるのか、など考えることは難しいのだと思う。

だから、そんなこと言っても本当に絶縁したいわけないではないか、という気持ちで受け止めようと思う。