午後3時頃から、透析室近くの会議室にて『検査の地図帳~薬のいろは』についての勉強会が行われた。

講師は、看護師Fさんと病院の隣にある薬局の薬剤師さん、スライドなどの雑用は看護師Eさん

◎第一部→講師の看護師Fさんから、スライドで説明しながら、
■透析室での検査→▷血液検査・▷胸部レントゲン撮影・▷心電図

■血液検査結果表の見方について
・透析が効果的か→▷尿素窒素▷クレアチニン
・貧血になっていないか→▷ヘモグロビン▷血清鉄
・食生活が適当か→▷リン▷カリウム▷アルブミン
・骨に異常がないか→▷リン▷カルシウム▷副甲状腺ホルモン

■リンについて→基準値は3.5~6.0mg/dlだがリンが高いと
▷動脈硬化▷骨粗鬆症▷皮膚の痒み等

■カリウムについて→基準値3.5~5.5mEq/lだがカリウムが高いと
▷手指と唇が痺れる▷だるいと胸が苦しい
酷い場合、不整脈や心停止の原因となる。

■検査結果表の基準値は、健常者用で透析患者用とは、基準値が異なる
▷結果項目▷▷▷基準値(健常者用)▷▷▷基準値(透析患者用)
▷尿素窒素▷▷▷8~22▷▷▷▷▷▷▷60~90
▷クレアチニン▷0.4~1.1▷▷▷▷▷10~15
▷カリウム▷▷▷3.6~4.9▷▷▷▷▷3.5~5.5
▷カルシウム▷▷8.7~10.3▷▷▷▷8.4~10.0
▷無機リン▷▷▷2.5~4.7▷▷▷▷▷3.5~6.0
▷血清鉄▷▷▷▷40~200▷▷▷▷▷50~100
となる。

◎第二部→薬剤師さんから透析患者の薬についての説明

■処方されている主な薬について
・制限や透析で十分にコントロール出来ない値を抑える薬
→カリウム、無機リン、尿酸を下げる薬
・腎不全により不足してしまう部分を補う薬
→活性型ビタミンDなどの骨の薬、貧血の薬
・合併症の薬
→血圧の薬、血糖の薬、脂質の薬、痒みの薬
今回は次の二点について

◆カリウムを下げる薬→ケイキサレート、カリメート、アーガメイト
腸内に多く貯まったカリウムを薬が通過する際、体内に吸収されず、便中へ排泄します、尚カリウム値の改善薬は、便秘になる人が多い、腸内に貯まったカリウムを排泄する為の薬なので、飲み忘れ防止からも、時間に関係なく、いつでも飲んで良いとの事。

◆無機リンを下げる薬
→カルタン、レナジェル、ホスレノール、リオナ、ピートル
これらの薬は、リン吸着薬で食事中に含まれるリンを吸着してそのまま、便中に排泄します又リンの薬も便秘になる事がある、飲み方として食事の直前・直後又は食事中に服用を勧めています。

◎第三部→薬品会社のヘルスケア事業部からの方から
低たんぱく食の試食を頂いた→海苔巻き、ちらし寿司、カツカレーの3品で勿論少量(各50g程度)→美味しく戴いた。

他、お土産(試供品)についての説明→低たんぱく質のカップご飯。
たんぱく質を調整し塩分とリンを控えたレトルトの切り昆布煮。
エネルギー補給ゼリー・乳清たんぱく質粉末。
砂糖不使用のプチゼリーとクッキー。
たんぱく質調整の減塩しょうゆ。
たんぱく質・リン・カリウム・ナトリウムを調整した減塩みそ。
スプレータイプの清涼飲料水2種→喉の渇きを癒す物で2~3回口の中にスプレーすると唾液の分泌を促進させ、暫く喉の渇きを癒すという物。
と食事療法・介護高齢者向け食品カタログと通販促進パンフレット。

早速、勉強会に参加していた患者が、通販食品を注文したいらしく、早速食いついていた。

他の患者から減塩しょうゆの選び方についての質問があり、今は3種類出ているそう。
1、カリウム、リン他添加物を加え減塩にしているしょうゆ。
2、だしを加え、減塩にしているしょうゆ。
3、本醸造で減塩にしているしょうゆ。
値段が高いが、2と3を選んだ方が良いとの事。

30分間予定だったが、結局1時間20分くらい経過した、他質問がある人は、個別対応してくれるとの事で強制終了した。

会議室の外で、お土産を受け取って帰った。