私はりあっちを探した。
ピグ、ブログ。
・・・ ・・・ ・・・。
いない。
「応援するぜ!」
このメッセージが
私の頭の中から離れない。
何より、悲しみをまとっている。
私はマオをエイミンくんの部屋まで行かせた。
「あ、エイミンくん」
「マオちゃん」
「ねえ、、、りあっちさ・・・。」
「うん、知ってる。でもどうして突然・・・。」
「・・・ね。」
沈黙が続いた。
キーボードを打つ手も止まった。
「・・・ねぇ、エイミンくん?」
「ん?」
「あのさ、私たち、りあっちと友達だよね・・・?」
「もちろんだよ!」
エイミンくんが部屋に設置した水槽を眺めながら続けた。
「突然居なくなっちゃったけど、退会しただけだろうし。
きっと、またいつか逢えるよ!
自分はそう信じてる」
「そうだよね・・・。
私も信じて待つわ!」
すると、画面右上に
“まもなく緊急メンテナンスを行います”
と表示された。
「げ!またメンテ~?」
「りあっちの件、実はバグでした!だったらいいのにねw」
「www」
真央は気持ちのこもっていない“www”や“スマイル”、“大笑い”を
PCの画面上でマオに表現させた。
笑える訳がない。
エイミンくんだって同じだろう。
「あ、メンテ入る前に“きたよ”済ませてくるね」
「うん。エイミンくん、急にゴメンね・・・。」
「いあいあ、謝ることじゃないよ。」
「そうかなwんじゃ私も今日は落ちるね」
「あい、おやすみなさーい」
「おやすm」
―――メンテナンス開始―――
まったく、これだから緊急メンテは嫌なんだよ・・・。
そう思い、真央はお風呂に入った。
お風呂の中で
真央は自分の事をひどく恨んだ。
「りあっちの気も知らずにエイミンくんに告白とか・・・。」
りあっちが退会してしまったのは自分のせいだ!
と深く、何度も、何度も自分自身に問い詰めた。
りあっちとは、ネットで知り合っただけなのに
これだけ自分を恨み、悲しい気持ちになるなんて思ってもいなかった。
お風呂から上がり
ピグをやろうとしても、まだまだ緊急メンテナンス。
朝の8時まで・・・。
やりきれない気持ちのまま、
真央は仕方なく布団に潜り込んだ。
緊急メンテナンス中、自由に動き回るピグが数名。
「よ!」
「!?・・・あ、アナタはこの前の?」
「ノアだ」
「こんばんは」
「今は操縦者がいなくて楽だろ?」
楽だとか苦だとか、そんなのは正直分からない。
「友達が急に消えたから、寂しいけど・・・。」
「あいつか?」
「え?」
「ふ、、、いあ、何でもない。
ま、この時間を有効に使うんだな!
んじゃな!イヴ」
そう言ってノアは一足先に何処かへ行った。