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「マオちゃん、実は君のこと・・・」





・・・と変な妄想をしていたらつい長風呂になってしまった。

お風呂上がり、渇いた喉を冷たい水が通る。

ゴクッゴクッと静かに響く。

同時に私の鼓動も鳴っていた。



「さぁピグだ!」



インしたならば、“マオ”の部屋にエイミンくんが居るではないか。



「ちょw待ち伏せ~?」



「いや、ちょうど【きたよ】に来ただけです。」



発する言葉はどこか硬いのに、お辞儀の連発。

やっぱり行動がさり気無く面白い。



「あ、それで話したいことって?」



「あぁ、実は仕事のことで。」



へ?私はポカーンとしてしまった。

なんだか急に現実に戻された気がした。



どうやらエイミンくんは、仕事でミスをしてしまったらしい。

それで早く立ち直るにはどうしたらいいか、という相談。



「マオちゃんってポジティブそうだし。」



もちろん“マオ”は全力で答えてあげた。





しかしまぁ、ピグで仕事の相談をされるとは予想外だった。

私にとってピグは別世界という位置付けだったからだ。



「ピグって別世界なんだろうか・・・?」



何はともあれ、そんな相談をしてくるエイミンくんはやっぱり面白くて、好き。



色々と深くは考えず、布団に潜り込んだ。