→最初へ(Another world NO,1)










グレーの画面に部屋が浮かび上がり、私は目覚める。




エイミンくんからのてがみが届いていた。







真央がエイミンくんを気に入ってるのは、知っている。



解りやす過ぎる真央に隠せるはずもない。





「ちょw」





「うけるw」





そんな言葉の繰り返しで、私としてはエイミンくんが飽きない事が不思議でならない。







スクラッチで当たったドレスに、大きなリボンをつけられた。





真央のセンスは今ひとつで、私は時々悲しくなるのだ。









そんな事を思っていると、真央は私をまた眠らせたのだった。






しばらくして、またグレーの画面に部屋が浮かび上がると、

そこにエイミンくんが立っていた。





真央の打ち込む文字には、驚きと歓びが入り交じっている。





「ちょw待ち伏せ~?」





「いや、ちょうど【きたよ】 に来ただけです。」





エイミンくんのクールな受け答えに、爆笑ボタンを連打する真央。







嬉しいのに、なんで真央はふざけるのだろう?





爆笑させられながらも、そんな事を考えていると、ふいに聴こえた音。







『…ぁ……ぇ…ぁ……』







無音の世界に、“ささやき”聴こえた気がして、私は耳をすました。











「なぁ、でかくね? そのリボン」











エイミンくんの声を聴いたのは、それがはじめての事だった。