「猫とグリーン・アベンチュリン・クォーツ」
10月15日は、私、猫探偵の誕生日だ。私は人間の言葉を理解できる特別な猫で、人間の事件を解決するのが趣味だ。もちろん、人間にはバレていない。私は首輪についているcatlogというデバイスを使って、人間のスマホやPCにアクセスできるのだ。catlogは私の飼い主である山田さんが開発したもので、猫の体調管理や位置情報などをスマホで確認できる便利なものだ。山田さんはIT企業で働いていて、私にはとても優しい。私は山田さんのことが大好きだ。
今日は誕生日ということで、山田さんは私に特別なごちそうを用意してくれた。それはフィーラインナチュラルというフリーズドライの袋入りのキャットフードだ。私はこのフードが大好物なのだ。山田さんは「おめでとう、猫探偵。これは君のために買っておいたんだよ」と言って、袋を開けて私に与えた。私は感激して、山田さんに鼻先をこすりつけてお礼を言った。そして、美味しそうにフードを食べ始めた。
そのとき、山田さんのスマホが鳴った。山田さんはスマホを取り出して画面を見た。すると、顔色が変わった。「えっ、なにこれ?」と言って、スマホを耳に当てた。「もしもし、こちらはPCサポートセンターです。あなたのPCにウイルスが侵入しています。すぐに対処しないと大変なことになります」という声が聞こえた。私はすぐに悪い予感がした。これは詐欺だ。私はcatlogを使って、山田さんのスマホから電話の相手の情報を調べた。すると、相手は海外からかけてきていることが分かった。しかも、相手の番号はインターネット上で詐欺師として有名なものだった。
私は山田さんに警告したかったが、人間には通じない。仕方なく、catlogで山田さんのPCにアクセスした。すると、PCの画面には「あなたのPCにウイルスが侵入しました。今すぐネットバンキングで指定された口座に10万円を振り込んでください。そうしないと、あなたの個人情報やデータが全て消去されます」というメッセージが表示されていた。これも詐欺だ。私はcatlogでメッセージを消そうとしたが、パスワードが必要だった。パスワードは山田さんしか知らない。
私は焦った。山田さんは電話の相手に騙されて、ネットバンキングで振り込みをしようとしているかもしれない。私はcatlogで山田さんのネットバンキングにアクセスした。すると、山田さんはまさに振り込みをしようとしていた。しかも、金額は10万円ではなく、1000万円になっていた。どうやら、詐欺師は遠隔操作で金額の数字に0を二つ追加していたのだ。私はすぐにcatlogで振り込みをキャンセルした。そして、山田さんのスマホにメールを送った。「これは詐欺です。電話を切ってください。PCの画面も無視してください。パスワードを教えてください」と書いた。
山田さんはメールに気づいて、驚いた。「猫探偵からのメールだ」と言って、メールを読んだ。そして、電話を切った。「すみません、間違えました」と言って、電話を切った。そして、私にパスワードを教えてくれた。私はcatlogでパスワードを入力して、PCの画面を元に戻した。そして、詐欺師の情報を警察に通報した。
山田さんは私に感謝してくれた。「猫探偵、ありがとう。君がいなかったら大変なことになっていたよ。君は本当にすごいね」と言って、私を抱きしめた。私は嬉しくて、山田さんにゴロゴロと喉を鳴らした。「でも、どうして君は人間の言葉が分かるの?どうしてcatlogでこんなことができるの?」と聞かれた。私は答えられなかった。私も自分がどうして特別な猫なのか分からないのだ。
そのとき、私は首輪についているペンダントを見た。それはグリーン・アベンチュリン・クォーツという石だった。山田さんは「これは10月15日の誕生石だよ。君にプレゼントするつもりだったんだけど、早めにつけてあげよう」と言って、首輪に付けてくれたのだった。グリーン・アベンチュリン・クォーツは幸運や成功を呼ぶと言われている石だ 。もしかしたら、この石が私に特別な力を与えてくれたのかもしれない。
私はグリーン・アベンチュリン・クォーツに感謝した。そして、山田さんに笑顔で見つめ返した。「ニャー」と言って。
※フィクションです

