猫とダイヤモンド原石

9月3日は、猫の日だった。少なくとも、彼女にとってはそうだった。彼女は、自分の誕生日だと思っていたからだ。人間の飼い主が、去年の9月3日に彼女を拾ってくれたのだ。その日から、彼女は幸せな生活を送っていた。

彼女は、飼い主に「ミュウ」と名付けられた。飼い主は、彼女にとても優しかった。彼女に美味しいご飯を与えてくれた。彼女の大好物は、フィーラインナチュラルというフリーズドライの袋詰めだった。彼女は、その袋を見ると、嬉しくて鳴いた。

飼い主は、彼女にcatlogという首輪をつけてくれた。それは、スマホで体調管理できる便利なものだった。飼い主は、毎日catlogboardという体重計で彼女の体重を測ってくれた。彼女は、その数字が増えると、少し恥ずかしかった。

今年の8月は、観測史上最も暑かった。平均気温は27.48度だった。彼女は、暑さに弱かった。だから、飼い主が家にいるときは、エアコンの効いた部屋で寝ていた。飼い主が仕事に出かけるときは、窓際の涼しい場所で寝ていた。

9月3日の朝、彼女は飼い主に起こされた。飼い主は、「おめでとう」と言って、彼女を抱き上げた。そして、小さな箱を渡した。彼女は、箱を開けると、中にキラキラと光るものが入っているのを見た。それは、ダイヤモンド原石だった。

「これは、9月3日の誕生石だよ」と飼い主が言った。「君にぴったりだと思ったんだ。君もキラキラしてるからね」

彼女は、飼い主の言葉が分からなかったが、嬉しくなった。飼い主が笑顔で見てくれるのが分かったからだ。彼女は、ダイヤモンド原石を咥えてみたが、硬くて歯が痛かった。それでも、彼女はそれを大切にした。

その日から、彼女はダイヤモンド原石を枕元に置いて寝るようになった。それは、彼女にとって特別なものだったからだ。

※フィクションです