マレーシアでも犬に対して恐ろしいことが行われていました。

 

こちらが元記事です。マレーシア 狂犬病発生

以下は翻訳したものです。↓

 

狂犬病発生を理由に、マレーシア最大面積を誇るサラワク州では全土にわたり野犬たちが政府関連業者によって惨殺されています! 
警察や自衛隊員まで一行に加わり、野犬ばかりか「狂犬病摂取済の人の家族犬」まで殺しているというのですから、世界中が怒り心頭に発するのも当然です! 

警察がらみの背景により匿名希望のサラワク州の動物保護活動家は、「獣医、当局職員、自衛隊、警察官などにより形成されたチームは、犬を捕獲するよう命じられています」
「総勢450人もの人々が数グループに分かれていますが、SOPと呼ばれるチームは、犬の捕獲に殺しもやっています」「動物愛護家や動物を家族として一緒に暮らしている人たちは毎日が恐ろしくて、とても気が気ではありません」

副大臣は「出来るだけ広範囲にわたり活動せよ。そして狂犬病未接種の犬たちを捕獲するのだ」「野犬はすべて捕獲するように」と声明をあげています。

一方WHO(世界健康機関)は、「狂犬病撲滅において、動物の大量殺処分は何の解決にもならない」「犬を処分したとしても、それだけでは犬の頭数制限や狂犬病蔓延問題において有効であった試がこれまでにない」としています。WHOはつまり、問題解決には犬の大量殺処分ではなく「犬の大量ワクチン接種」が有効だと推薦しています。

動物保護活動家たちは、路上で職員に捕獲されズルズル引きずられていく犬たちを前に「これではまるで野良犬のホロコーストだ」と言っています。

サラワク州のウェブサイトによると、2017年以来当州だけで約17000頭もの犬が殺されています。

しかし現地の人の話では、実際の数はそれを優に上回り、日に日に犠牲数は増えていく一方。特に家族犬も殺処分対象となって以来、急増しているとのこと。

また活動家の話では、この反狂犬病チーム(犬殺しチーム)は、偽のおやつなどのルアーまで用いて犬を道路上におびき寄せ、殺しているとのこと。犬の家族は、当局には犬をわたすよう騙され脅されたとも言っています。 犬の殺害方法は、ここマレーシアでも残虐極まりなく、麻酔銃を撃たれ倒れた犬を大きなビニール袋に入れ殺しています。 袋の中では犬たちはまだ生きているので、結局袋の中でもがき苦しんで死んでいくのです。

今年の3月3日にFacebookであるマレーシア現地からの投稿が発信されました。「マレー当局は犬の家族に犬を放棄するよう言いました。犬は狂犬病予防接種も済ませていたし、ペット許可もあったのにですよ それなのに、ズカズカと住居に侵入しては勝手に人の大切にしている犬をひっ捕まえ、家族に有無を言わさず連れ去って行ってしまったのです」

1か月後の4月11日のマレーシア在住の男性の投稿では、マレーシア当局は彼の家に来たかと思うとたった4か月の幼い仔犬を持って行ってしまったのだそう。「私はどうすればよかったのでしょう?私はただ自分の可愛い仔犬が自分から奪われ、連れ去られるのを呆然と見ているだけでした」

僅か4か月の命は殺されました。

これに対して、動物を家族に迎えている人々や一般市民たちは、もうこのような罪のない命を無差別に殺害することを終結しろ、とサラワク州の州都にある警察署の前で平和的な抗議活動を行いました。

抗議活動中市民の1人は、「4月10日と11日に反狂犬病チームに自分の工場に勝手に侵入され、チーム員は経営者の犬に鎮静剤を撃った」と警察に被害届を提出しました。 さらに、当局チームは「犬にワクチン接種を受けさせる」と住居に侵入し、結局犬に麻酔銃が打たれたと被害届を出している人たちも何人もいます。

しかしサラワク州の警視副総監はそれを否定し、「当局が許可なく人の住居へ侵入したことも、犬に(麻酔銃を)撃ったことも、事実無根だ」と言っています。

行政のFecebookには「この度のマレーシア反狂犬病チームに関して、現在SNSで拡散されている情報を鵜呑みにしないでください」との記載があります。
また4月14日には「ご自分のペットには毎年狂犬病予防接種を受けさせてください。DVSSオフィスでは、現在無料で狂犬病予防接種を行っています。ペットは外に出さないで、危険ですから家に閉じ込めておいてください」と記載されていました。

しかし4月10日の投稿では、政府は路上を彷徨う犬たち(野犬もペット犬も)を殺した事実を認めている感じの内容が書かれていました。 そしてペットオーナーに「路上を彷徨っているとすべて野犬とみなし連れて行くので、ご自分のペット犬は家の中に閉じ込めておいてください」と促していました。

また他の当局の4月18日の投稿では、「家の外にいる犬も猫も飼い主と一緒に居なければなりません。このことが一定レベルに到達することを望む」と言っています。

また現地の人々は、「当局からの威嚇は辛れつで、SNSの投稿1つでも脅してくる」と言っています。

「このような当局の蛮行を投稿にあげると、投稿を削除するよう脅してきます。警察から呼び出しを食らうこともあります。ある男性はSNSに動画をあげただけで、一晩中拘束されてしまいました」

飼い主の家の中で大切な犬が殺害されたという悲しい事件はSNSでまたたく間に世界中に広がっていたのですが、この動画は近所の女性により撮影されたものでした。しかし女性いわく「当局が家にやってきて、私がトラブルに巻き込まれたくなかったら、私のSNSの投稿を消せというのよ」「ここ2,3日、私の例の犬他殺された投稿が頻繁にシェアされて行っているから、当局が心配しているのよ」

4月24日 VICE社は、出産を終えたばかりの野犬の映像を入手しました。お乳はまだ張っていて乳飲み子たちが待っているお母さん犬でしたが、その犬は反狂犬病チーム員に殺されました。その時の写真を撮影した方は、現地当局に身元が割り出されることを恐れ、公に写真をシェアすることを止めました。

実際には反狂犬病チームは一か所に10日~14日ほど留まり、毎日朝7時から夕方7時まで犬駆除を徹底的に行います。そして次の地へと移動します。

2019年4月26日