聖墳墓教会 | 私と森羅万象・・・

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右へ行くべきか、左へ行くべきか?
人生は何時も決断を迫ってくる・・・けれど
なんだか慣れてきたように思う今日この頃です


聖墳墓教会はイエスが十字架にはりつけられたゴルゴダの丘の上に立つ教会ということで

とにかく人が多かった。


中へ入って右手の方に階段があり、それを上るとゴルゴダの丘の十字架を立てた窪みがあって

それを拝観するために沢山の人が行列をなしており、私達は並んで拝観する時間がなかったので通り過ぎて見るだけにした。





緑色の帽子のおじさんが屈みこもうとしている場所にイエスの十字架を立てた窪みがあるらしい。

(写真左) 

そして、そこは右の写真のようになっているそうです。(写真はお借りしました)




エルサレムの主要な教会は左写真のようにギリシャ正教の力が強く、なんだか凄く偉そうにしていて殺気さえ感じた。笑 此処ではギリシャ正教の勢力が強いようだ。

実際には教会内の宗派間の縄張り争いのようなものがあって揉め事も良く起こり

教会でミサが執り行えるのはギリシャ正教以外では2つの宗派しか出来ないと聞いた。




そして、階下にはイエスを十字架から下した時の体を置いたとされる石があった。


信者は持ってきた服などをこの石にこすりつけて大事そうに持っていく人が何人もいたが
この石に腰掛けるようにして写真を撮る東洋人を見てビックリした。あれは隣国の人だったみたい。


信者でなくても本当にこの石がイエスの亡骸を横たえたものでなくても座るべきではないのは

云うまでもないが、そういうことが分からない輩も世の中にはいる。

あの時、ギリシャ正教の牧師に見つかったら張り倒すどころの騒ぎではなかったはずと思った。



このあと昼食のレストランへ向かったが、そこで面白い話をガイドさんから聞いた。

有名なイエスの最後の晩餐の絵は間違いだと彼女が説明をしたのだ。


イエスが生きていいた頃のイスラエルでは食事はなんと寝そべった状態でとるのが習わしで

会食の時は横一列に並ぶのではなくコの字形になって行っていたというのだ。


考えてみると私達はヨーロッパ圏から入ってきたイエスのイメージが強いな、と改めて思ったので

現地に行ってみて解ることが多く、その意味では、やはりイスラエルを旅して良かったなと思う。