sherry

最近、日本にも限定入荷した

サンチェス・ロマテ社
Sanchez Romate
ペルディド・フィノ
Perdido Fino 1/15


凄くイイですねぇw

まずラベルは半世紀以上前に流行った
女性ラベル・シーズの復刻盤で、

sherry
近年までは同社の
マンサニージャ・ヴィヴァ・ラ・ペパ
Manzanilla Viva la Pepa
に使われておりましたが、

今回からフィノに使われるようになったようです!

次に名前の
ペルディド
Perdido
とは、
「失われた」という意味で、
ボデガ(蔵)にはあったものの、
積極的には生産されてこなかったもの。、


英語では
ロスト・フィノ
Lost Fino
と訳されています。

さて、次に色ですが、
フィノ表記にしてはやや茶が入っていますが、
これは何の問題もありません。

実はこのフィノ、
厳密にはフィノ・アモンティリャードといって、
フィノとアモンティリャードの中間で、

最近まではそういう表記があったのですが、

CRDO(原産地呼称法)の改正で、
フィノ・アモンティリャードはフィノに、
Fino Amontillad ⇒ Fino
アモンティリャード・フィノはアモンティリャードへの
Amontillado Fino ⇒ Amontillado
表記変更がなされるようになりました。

フィノがその特徴であるフロール(産膜性酵母)を
安定して維持できるのは5年ぐらいと言われております。

これは、もちろんソレラの開始年数や、
抜き注ぎの量やタイミングによっても異なります。

このペルディド・フィノは
中身は約8年熟成のフィノ・アモンティリャードで、
ラベルの表記はフィノ
さらに、出荷可能なソレラ樽の数が15樽しかありません。


他の多くのフィノ・アモンティリャードもそうですが、
フィノらしさを残しつつ、
熟成したアモンティリャードのニュアンスを持っているのが特徴です。

フィノの要素と、
アモンティリャードの要素を持っていることから、
幅広い食事と合わせることが出来、

フィノでありながら、ぬるくなっても美味しく飲めるので、
ゆっくり飲みたい方には特にお勧めです。


個人的見解としては冷蔵庫の温度は冷やし過ぎなので、
冷蔵庫保管でしたら大きなグラスで、
室温でしたらISO程度の大きさのグラスで
楽しんでみてはいかがでしょうか?

sherry

輸入元:ボニリ・ジャパン(大阪)