ラ・ゴヤとはクプレの歌手
アウロラ・ハウフェレAurora Jaufrett(1891-1950)
の愛称です
「ラ・ゴヤL aGoya」という名のマンサニージャがある。
この名の由来がアウロラ・ハウフェレの愛称だったというのは、
随分前から知っていたのだが、
どうしてこの愛称になったのかがずっと疑問だった。
そんなある日、
そのアウロラの当時のレコードがCD化されたというので手に入れた。
そこには、長年の答えが書いてあった。
彼女のフルネームは
アウロラ・マニャノス・ハウフェレAurora Mañanos Jauffret(1891-1950)。
1891年のビルバオで、バスク人の父とフランス人の母の間に生まれた。
幼くしてダンスで成功したメキシコの親戚を頼って家族で移住。
幼いころからオペレッタが好きだったアウロラは
スペイン人のマリア・コネサに憧れていた。
そして彼女の夢はスペインに帰国してデヴューすること。
帰国を果たしラファエル・ゴメスの元で音楽を勉強…
1911年にデヴューを果たした!
この時、彼女の衣装デザイナーが
舞台衣装のインスピレーションに用いたのが
かの画家「ゴヤ」の画だったのだ・・・
以後、その衣装を身にまとったアウロラは
「ラ・ゴヤ」の愛称で呼ばれるようになる。
その彼女にあやかったのがマンサニージャ「ラ・ゴヤ」なのだ。
注)日本ではラ・ゴヤとなっているが、現地の発音ではラ・ゴジャとなる。
(1999年にCDが出てます。)