読書覚書。藤沢周平。
夫の好きな「隠し剣シリーズ」を読む。
・・・
基本的に"主人公は剣の達人で、何らかの秘剣をさずかっている"・・・短編集。
ユーモラスな作品もあるけど、悲哀を感じるものが多かった。
特に、映画になった「必死剣鳥刺し」、
「偏屈剣蟇ノ舌」「陽狂剣かげろう」は終わり方が辛すぎる。
「暗殺剣虎ノ眼」サイコな怖さ。
よかったのはやっぱり映画『武士の一分』の「盲目剣」と、
「隠し剣鬼ノ爪」。
江戸時代でも、やっぱりハッピーエンドが良い!
ちなみに夫が「どの剣が一番良かった??」
「じゃあ、どの剣が一番強そうだった???」と聞いてきて笑ってしまう。
そういえば父も同じようなことを言っていた。
男性はいつまでも、どこか小学生なのかも・・・![]()
かなりどうでもいいけど、
夫が一番よかったのは「臆病剣松風」、
やられて一番イヤなのは「女人剣さざ波」だそう![]()
年を重ねると変わるのかな?
短編集「たそがれ清兵衛」
・・・
「ど忘れ万六」「だんまり弥助」などなど、
見た目や気質のため、普段は侮られている武士達が実はつよい!!という、
気持ちのいいシリーズ^^
私的には隠し剣シリーズより好きだった^^
せつないラストの「日和見与次郎」、
映画「たそがれ清兵衛」原作の1つ「祝い人助八」が特によかった^^
「かが泣き半平」(泣き言が多い)は現代でもいそうな感じ・・![]()
「蝉しぐれ」
・・・切腹にて父親を失った15才の主人公が、過酷な運命の中で精神的に成長していく姿を描く。
長編はニガテだけど、一気に読めた。
主人公の、人間性がブレない姿に感動。
私からはもう遠くなったような若さ。清々しい。
年齢関係なく、人間いつまでもこうありたいもの。
「風の果て」
・・・筆頭家老へ成りあがった主人公へ、親友から果たし状が届く。
話し合うため親友を探しつつ、若い日々を思い返していく。
ドラマ化されてるので、人気作品なのかな?
権力への執着とか、ちょっとわからんなぁ・・。
めずらしく勧善懲悪ではなく、
親友が果たし合いをもとめた理由もナゾが残るまま。
男性の、結構リアルな友情らしい。
私にはまだ難しかったかも・・・。
