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この地球(ほし)は誰のもの?



はるか極北の氷の上で、母グマが大気のにおいをかぐ。
特に変わった様子はない。でも、何かがおかしい。彼女の足元で、氷がゆるみ始めている。




シベリアの森を、アムールヒョウの親子がさまよう。森が減り、イノシシも、シカも減ったことに気づいてはいても、仲間が40頭ほどしか残っていないことを、彼らは知らない。




熱帯の高い梢の上で、オランウータンが遠くを見つめている。
昨日まであったはずの森は、どこへ消えたのだろう。運び去られるたくさんの木々と、焼けた大地が彼の瞳に映る。




乾いた砂の中を、ゾウたちが行く。
かつて、群れはもっと大きく、いくつも連なっていた。
サバンナのどこかで、今も密猟の銃声が響く。




生きものたちが問いかける。
この森は誰のもの?この海は、山は、大気は、誰のもの?
野生の生きものは、人間のために存在しているの?




今こそ、出来る限りのことをしよう。
この地球を、無数の生命と分かち合っていけるように。
輝く野生の生命と、共に生きていけるように。





WWF/movie 「earth」