ル・マンジュ・トゥー(神楽坂)

あの二ツ星フレンチがランチを始めたということでさっそく予約。

あくまで土曜限定の東北支援ランチです。

２階のダイニングは小さなワンフロアー、テーブル席が１６くらい。

ランチはおまかせで、５８００円(サ１０％)。

パンは下馬にあるシニフィシアン・シニフィエ。

大麦がはいっていてかなり美味しい・・・。

後日、買いにいったほどです(下馬と日本橋高島屋のみ)

若鶏のガランティーヌ

フォアグラやトリフが入ったマッタリした味のテリーヌ。

これはとても美味でした

アボカドのエスプーマ・イクラそえ

泡々でふわふわなスープに、ウォッカにつけこんだイクラ、

アクセントには何と青とうがらし

アマダイの松傘やき・オマールのジュ

皮をパリパリの食感に仕上げあり好みの味。

添えたナスもトロトロ、ヘタごとぺろり

ビゴール豚と白インゲンのココット煮込み

運ばれてくるなりトリフの香りがすごかった。

ただ、真夏に熱々の煮込みがメインってアリでしょうか

モモのコンポート・バニラアイスと

赤々としたモモと思ったらフランボワーズでした。

それでも肉厚でたっぷり堪能。

小菓子とハーブティ

懐かしのメロンソーダ、レストランで出すのはどうなんでしょ・・・

サービスはちょっとせわしない感じで落ち着きませんでした。

料理はどれもちょっとずつで、大食いの私向きではないかもしれません。

それでも谷シェフのエッセンスを感じることができました。

食を通じてできること、支援ランチには賛成です。

また予約してしまいました。

満腹度　　★★★

ル・マンジュメトゥー・ＨＰ

奥田(銀座)

銀座にある小十の奥田さんが新しくオープンさせた店。

８月１０日、並木通り沿いです。

祝いの花はミシュラン掲載店ばかりが目立ちました･･･。

白木の分厚いカウンター席。

店の内装もけっこうこった感じで銀座とは思えません。

奥田さんもスタンバイ。昼はこちら、夜は小十にいらっしゃるとか。

昼のコースは１０５００円から。

まずは、アワビ、タコ、ワカメのジュレがけ。

お椀は海老真丈、ジュンサイ、ウリ、シイタケ・・・ダシはとても上品です

造りは、マコガレイとアオリイカ。

マグロが出てきません、イカモ甘味が足りません。

(小十と同じく２人前ずつ盛り付けて)

スズキのごま塩焼き

アップで。これは先日の東家でもみました。

揚げた大葉、　たたみイワシ　みょうが、銀杏、サツマイモ、大根おろし。

炊き合わせ

トリつみれ、トウガン、カボチャ・・・。

食事はカツオ寿司。

お楽しみの炊き込みご飯じゃない・・・

桃のコンポート、アイス、ゼリー。

店の雰囲気は抜群によく、銀座には無い凛とした空間が広がってます。

料理は正統派和食といった感じで丁寧なしごとが印象的です。

ボリュームは少ないですが味付けも好みでした。

しかし、予算設定が高額で、この予算なら鱧や鮎が出て当然だと思います。

予算に対して食材の質がいかにも乏しい。

昼は奥田さんが居るが、肝心の夜がどうなってしまうのかも心配です。

銀座のショバ代の高さをどうしても感じてしまったランチ。

接待や何かの記念ならいい店ですが、通える店ではありません。

満腹度　　★★★

銀座奥田ＨＰ

千の花(広尾)

広尾商店街のはずれにできた甘味処、千の花。

もともとお台場にある韓国料理屋が出した薬膳甘味店です。

顧客であるプロ野球選手や、韓国スターからの開店祝いの花がたくさん。

店内はさほど広くはなく、長いショーケース。

ケースの上には焼き菓子も売られてます。ケーキは４００～５００円くらいと手ごろ！

黒胡麻のカップケーキ

なつめのカップケーキ

抹茶？？？

柚子とオザミのムース

高麗人参モンブラン
これは超オススメです。モンブランて夏もあるんですね。

抹茶のカップアイスはテイクアウトできます。２５０円。

韓国料理屋の甘味が受けて、甘味屋を出店したそうです。

薬膳をうたってますが、薬膳ぽさや薬っぽさは無くどれも美味でした。

カラダにいいという薬膳の功能があるスイーツという感じです。

この夏は、黒ごまシューがおすすめです。

満腹度　　★★★★

薬膳甘味　千の花ホームページ

アーティーショー(恵比寿)

恵比寿にあるフレンチレストラン。

トシヨロイヅカや、モツの蟻月と同じ通り。

ランチＡ(アミューズ．前菜．メイン料理．デザート)　　２３００円。

前菜が２つ選べるコースやメインがグレードアップしたコースも

あります。

カボチャのムース

アミューズからけっこうなボリュームです。

パンも毎日、山根シェフが２種類焼いています。クルミとレーズン。

表面カリカリッとしていて美味。

夏野菜とガスパチョ・アボカドと自家製チーズ添え

ガスパチョはスペイン料理ですが夏はやっぱりコレです。

鎌倉野菜に自家製というチーズがたっぷりの食べるスープ。

酵素ポークのグリル・トマトソース

ボリューム満点で盛り付けも食欲をそそります。

流通の少ない、佐賀県の酵素豚を使用。

甘味のある野菜が１０種類ほど。

こうなると野菜が主役の座を奪っています。

ベリーのクラフティ・バニラアイス添え

最後は冷たいものでシメ！

フランスのステラマリス等で長く修業した山根シェフの小さな店。

フランスの小麦粉を使ったパンも毎日自分で焼きますし、

野菜も自分で買い付けに鎌倉まで行くという真面目さ。

ウリの鎌倉野菜を盛りこんだダイナミックな料理に魅せられて、

もう何十回と通っています。

とくに都内のレストランで野菜のおいしさはナンバーワンでしょう

近くのロブションよりも気に入ってます。

満腹度　　★★★★

アーティーショー・シェフブログ

ラ・トルチュ(広尾)

今年、広尾にできた『吉野建シェフ』がオーナーのビストロ。

広尾商店街の脇、イルブッテロの向いです。

店内はウッドを多く使っていて温かみがあります。

カウンターの風景はこんな感じ。

ランチメニューより、３５００円コース(前菜．スープ．メイン．デザート)を。

アミューズ　　ホタルイカとラタトゥーユ

シェフがフランスから持ち込んだカンを器にして。

パンとバターは＋２００円かかります。

前菜　　パテアルクルート・季節の野菜添え

フォアグラなどがぎっしりと緻密。

シェフの腕を判断するのにテリーヌは最適です。

スープ　　キャベツのコンソメ
チキンベースでキャベツの泡にフォアグラも入っていて濃厚です。

この店はスープがおいしいと思います。

メイン　　豚のバラ肉のパン粉つけ焼き

これはよくあるパターン。どちらかというとシンプルなロティがタイプ･･･。

他に選べればよかったのですが料理は固定でした。

デザート　　クイニーアマン

ブリオッシュのような食感。ブルターニュ地方の伝統菓子です。

カフェつき。

吉野シェフは直接厨房には立ちませんが、

帰国したときはこの店のある場所にけっこういます。

これまでも何度かお会いし、立ち話ししました。

料理はいかにもビストロらしい感じですが時折、

ステラマリスのエッセンスが入っています。

ランチもいいですが、まとまった人数がいたら

ディナーのアラカルトがベターです。

満腹度　　★★★