アタシ、桜木 涼には、思い続けて5年の女の子がいる

でも、気持ちを伝えられてないから付き合えないのよ


それに、アタシ世間一般で言うオネェだし

恋も大変なのよ

別に男が好きってわけじゃないのよ?


女の子にあこがれてってわけでもないのよー

こっちのほうが、優しいってかんじじゃない?

まぁ、そんなことより


今日、その子と遊びに行くのよ

その子には、好きな人がいるらしくてね

相談に乗ってるの

辛くないわけではないけど、喜んでくれるのは嬉しいから

それに好きだしね…


「おまたせ~」


あ、この子が私の好きな人の

宇佐美 春


「遅れないなんて、めずらしいわね」


「えへへ~

だって、ウサギさん見れるから~」


「ウサギさん好きだものね」


「うん」


春ちゃんは、ウサギが好きな

どこか抜けている女の子

いつも期待させられるのよ…

天然タラしってやつ


「涼ちゃん!早く早く」


「はいはい」


今日は、春ちゃんと二人で

ウサギショップに来ているの

なんだか、ウサギを飼いたいらしくて

春ちゃんのマンションペット飼えない気がするんだけど…


「ところで、春ちゃん」


「なぁに?」


「今住んでいる所で、うさぎさんは飼えるのかしら?」


「むり!」


「…じゃあどこで飼うのよ」


アタシがそういうと

春ちゃんは黙ってしまった。


「じゃあ、また今度にしようかな」


「あら、あきらめるなんて、珍しい」


「それより、ご飯たべよー」


あ、なるほどお腹減ったからなのね


「あら、もうそんな時間なの

 そうねぇ、あそこのカフェにしましょ」


「うん」


私たちは、おしゃれなカフェに入った

春ちゃんは、サンドウィッチ

アタシは、ミートソースのパスタを頼んで

話をしていた。


「それで、好きな人とはすすんだ?」


「んー、話はしたよ~」


「それだけ?」


「えー?あ、後はねデートに行ったのー」


「よかったわね」


春ちゃんとアタシは一応大学生なのよ

お互い一人暮らしで、春ちゃんが好きな人は同じ大学なんですって

ちなみにアタシも同じ大学で学科は違うのよね

寂しいわ


「うん…」


急に、春ちゃんは笑顔を曇らせた…

どうしたのかしら、なんかいわれたのかしら


「どうしたの?いきなり暗くなって」


「あのね、相談にのってもらってた涼ちゃんには悪いんだけどね」


「なによ、あ、もしかして、付き合うのはいいけど

 俺以外の男と遊んだりすんなとか言われたの?」


「…違うよ」


「まぁ、いいのよ

 お友達は沢山いるから、春ちゃんと話せないのは寂しいけど

 こればっかりは、春ちゃんのためね

 一生会えなくても、「違うよ」かまわな「だから、違うってば~」…へ?」


「もう、そんな覚悟もできてないなら言わなきゃいいじゃん

 辛そうな顔しないでよ」


アタシ覚悟できてたのに…

辛い顔してたの?

いつも隠してきたのに…

好きって怖いわぇ


「ただの演技よ、寂しくないわ」


「…うそつき(ボソ)」


「え?なんて言ったの?」


「ん~?まぁ、いいやー

 だからさ、その人に、{オカマが友達とか面白いよね、その人さ男の人好きなの?てかさー、友達としてオカマっていやじゃないの?オカマってなんかキモイよなぁ

 お前も、仕方なくつるんでんだろ、そんなのやめて俺らのグループはいろうぜ楽しいからさ}って

 言われたから、二発殴って帰って来た、しかも、その人

 たらしだったのー、よって、嫌いになったから~

 相談なくなっちゃったの…楽しみ減ってごめんね?」



「は?なにそれ」


相談はどうでもいいのよ

もしかしたら、このふわふわしているウサギみたいな

春ちゃんが、汚されるとこだったってこと…


「…その男、今すぐボコしに行かねぇとな」


「ねぇねぇ、涼ちゃん

 面白いけど、男の人みたいだよ?」


「はぁ~、春ちゃん

 アタシ一応は、男よ」


「あ、そうだったね」


「あんたね~

 いくら女みたいだとしても…男だから」


「んー、だから涼ちゃんかっこいいんだね~」


「…/////」


それは、反則よ

嬉しいじゃない…

逆に悲しいじゃないの


「はぁ~」


「どーしたの?」


…アタシのことは、友達として好きなんだものね…

でも、アタシは…異性として…

「好きなの」(ボソ)


「…?」


「別に、何もないわよ

 さ、食べ終わったし帰りましょ?」


「ん~、じゃあさ

 寄り道しよ?」


「いいわよ」



「ここ、すごいでしょ~?」


春ちゃんに、つられて来たのは空がよく見える

丘の上

夕焼け色に染まった空がとてもきれい…


「ええ…、春ちゃんはこういうのも好きなの」


「…ハズレ~

 じゃあ、わかりやすくて鈍感な涼ちゃんにクイズでーッす♪」


そういうと、空よりも美しく微笑んだ春ちゃんは

「これは、大好きな人の趣味です。

 さぁ、空が好きな人とはだれでしょー」

と、口に一指し指を当てた。


「…っ」


綺麗過ぎよ

かわいすぎよ

…俺は、君のことが好きなのに

気づいてくれない…鈍感なのは、春ちゃんでしょ


「まだ、最低男のことが好きなの?」


「はぁ、ばかだなぁ

 ヒントなのにここまで鈍いのか~」


はぁ~

もう一度、春ちゃんは息を吐くと

少しあきれた顔をして、アタシに近づいてきた…

は?近いわよ…近すぎよて…

肌に触れちゃうじゃない…


「ちょ、もうちょっと離れたほうがいいわよ?」


「かがんで?」


「へ?あ、はい」


ちゅ


アタシがかがんだと同時に

ほっぺに柔らかいものが…


「は?え?ちょ…え!?////」


「ふふ、びっくりした?

 面白いなぁ、うちも大好きだよ」


「大好き?アタシのことが?

 え?でも、あの男のことが好きなんじゃ…」


「ハズレー、うちがすきなのは、涼ちゃんだよ~?」


「え?でも…そんな」


えーーーーーー!?

嬉しすぎる、かわいすぎる

欲が、これまで抑えてた欲が

解き放たれた感じ…


「前々から、好きだったんだよ~

 相談とかは、遊ぶ口実だよ~」


「そうだったの…

 ところで、春ちゃん

 明日は、休みよね?」


「え?うんそうだよ?

 そんな生き生きとしてどうしたの?」


「今夜は、アタシのうちに泊まってね?

 拒否権なしだから、離さないからね」


ふふ、付き合うことになってうれしいわ

一生離さないから

覚悟しててね


大好きよ、春ちゃん


ちゅ