またか
そんなことをつぶやいて、レインコートを羽織る
最近は、ずっと雨
太陽は、なかなか出てこない
でも、雨だって悪くない
あなたに会えるのは、雨の日だけだから
海が好きなあなたは、残念かもしれないけど
いつものカフェのいつもの席
いつもと同じように、カフェオレを頼む
ここから見えるのは
女の子と楽しく話すあなた
私は、弱虫だから
なかなか話しかけれない
女の子を羨ましく思う
私は、あなたにつりあわない
知ってる
マイナスの気分になるのは、嫌だから
店を出た
私を呼ぶあなたの声
私は、重症だね
でもやまない、呼び声
振り返ったら、あなたがいて
付いてきて欲しい所があるって
手を引っ張る
このドキドキが伝わりませんように
付いたのは、丘の上
一本だけある木の下
あなたは、笑顔で
君にここから見える海を見せたかった
だなんて、期待しちゃう
私は、恥ずかしくて
海を眺めた
気づけば雨も止んでいて
綺麗に夕日が出ていた
夕日で輝く海はすごく綺麗で
あなたは、私に唐突に
好きだと言った
あまりにも突然で
声が出なかったけど
あなたは、こちらを向いて
真剣に言った
付き合って欲しい
もちろん
はい
そう答えた
恥ずかしくて、恥ずかしくて
俯きかけた私の頬に
そっと手をそえ
キスをした
その時、私の目から
溢れた雫は
夕日に染まり頬をぬらした