先日、うちの敷地内で野良猫が死んでいた。恐らく寿命だったと思う。
その子に気付いたのはいつからだったかな?10ヶ月位前だろうか。
名前はボロちゃん。見たこともないくらいドクドクに汚れたボロ雑巾みたいだったから(ワタシって酷いよね)。
歯槽膿漏か何かでいつもヨダレを垂らしていて、自分の身体を満足に舐めることも出来なかったのだろう。だから信じられない位汚かった。
いつも、まるで泥の中から這い出て来たみたいだった。
他の野良猫すら近寄らないほど汚かった。
だけど、一生懸命生きていた。寒い日も暑い日も。だから、ご飯をあげた。
どうやら、うち以外に2軒の家がボロちゃんを見守っていたらしい。
固形物は食べられないからポタージュ状の物や、買い置きが無いときは、他の物をフードプロセッサーでドロドロにして与えた。人肌に温めた牛乳が大好きだった。結構手間とお金が掛かる子だった。
母は、野良猫に優しい獣医さんから貰っておいた栄養剤も与えていたと思う。
病院に連れていって、綺麗にして治療を受けさせたかったが、警戒心が強くて捕まえられなかった。
よく「動物愛誤」などと揶揄する輩が居るが、それらが書いているものを読むと、結局のところ自分本意な意見でしかない。
世の中では、人間が一番偉いという傲慢さが滲み出ている。
野良猫の生態も知らないくせに、まるで人間ほど物わかりが良い生き物でも相手にするかのような、勝手なことを言う。
知らない連中が思うほど、野良猫は簡単には捕まらない。
どんなに綺麗にしてやりたくても、どんなに治療を受けさせたくても。
だから、少なくとも避妊や去勢したりして、後は飼ってるつもりで敷地内で餌をあげるしかない。
寝床もトイレも敷地内にいくつも置いてある。
仮に運良く避妊や去勢が出来たとしても、野良猫で何年も暮らしてきた大人の猫を家猫にするのは簡単なことではないのだ。
こっちだって、助けて飼ってやりたいのは山々なんだよ!
私は、「動物愛誤」などと言ってる輩が、野良猫保護する前に天然記念物保護しろとか、被災地の人間を助けるボランティアが先だとか書いているのを見ると虫酸が走る。
野良猫一匹に目くじらを立てるような人間で、心から他人様を助けるようなことをしている人間を見たことがない。
災害時にいち早く被災地へ駆けつけたり、私財を寄付する人は、大抵野良猫を助けたり、保健所から犬を引き取ったりしているものだ。
ボロちゃん、生まれてから良い思いをしたことなど、きっと無かったよね。
だけど、最期に安心して旅立てる場所があって良かった。ゴツゴツしてない、お布団のある小屋で永遠の眠りに就いたんだね。
君が一生懸命生きていたことを、私はずっと忘れないよ。