恋をしている時、「この幸せがずっと続いたら良いのに」と思う。
そして、続くものだと信じている。
でも、恋は突然終焉を迎えることもある。
だけど・・・それはその程度の恋だったということかもしれない。
だとしたら、気付いて良かったと思えば良い。
『次の旅行はどこへ行こうか。スペイン辺りはどう?
バスク地方とか食事が美味しいらしいよ。』
私たちの恋の最終回でそう言ったのは彼のほうだった。
それが最終回になるとは思わなかった私は、行きたい場所を真剣に
考えたけれど・・・。
彼は嘘をついたわけではない。その時は本当にそう思ってくれたのだろう。
けれども、ふとしたことをきっかけに恋の熱は急降下するものなのだ。
『スペインに行こうって言ったじゃない!』 と昔なら言ったかもしれないけど
今はもう「いつも最終回」と覚悟できる聞き分けの良い大人になってしまった。
悲しいけれど・・・。
熱を失った恋は意味が無い。
そう思って終わりを受け入れるほうが立ち直りは早いはず。
続きはもう無いのだと。
次にスタートする物語のためにも。