観てからだいぶ経ってしまいましたが、
書こうと思います。
お付き合いくださいねっ(・ω・)/。
今更ですが勿論ネタバレ含みますので
ご了承下さい★
『タクシデルミア ある剥製師の遺言』
http://www.espace-sarou.co.jp/taxidermia/top.html
…どうしてここまでする必要があるのか---。
と思うほど、汚い。
本当に、体の具合の優れない人や、ご飯を食べた直後の
幸せな気分の人は観ない方がいい。
途中からゲンナリしてくるくらい、何というか醜悪なのだ。
この映画は親子三代に亘る物語。
まず第1部は、第二次世界大戦中に中尉の家で
使われる当番兵モロジュゴバーニ(祖父)の物語。
愛に飢え、みじめな下働きの身を慰めるように、
何か切欠さえあれば、迷路のような妄想の中で
マスターベーションを繰り返す。
ある時とうとう中尉の妻と寝てしまい、妻は妊娠。
モロジュゴバーニは中尉に射殺されてしまうが、産まれた子は
カールマーンと名付けられ育てられる。
第2部は、大人になったカールマーンがオリンピック競技として
期待されていた「大食い競技」の選手となり、勝利を勝ち取ろうとする
物語。盛大に食べて、盛大に吐く・・・・・・。
カールマーンは同じく大食い選手の女性・ギゼラと結婚、
小さな男の子、ラヲシュを儲ける。
(しかしギゼラは結婚式の夜、別の大食い選手と不倫しているので
本当に血が繋がっているのかはあやしいところ。)
第3部は、剥製師になったラヲシュの物語。
いつも買い物に行くスーパーのレジ係の女の子に思いを寄せるが
敢え無く失恋。かつて大食い選手だった父親は今ではぶくぶくに
膨れて身動きもままならず、ラヲシュの世話がなければ生きていけない。
そんな日々に悶々としつつも、仕事でもある剥製に淡々と打ち込む。
---ラヲシュは、密かに壮大な計画を練っていた。
大雑把にあらすじ(?)を書いてみました。
そして感想を一言で言えば、
「……思ってたのと違う……。」
じゃあ、どんなのを想像してたのさ?と聞かれれば、
もっと剥製と、剥製師ラヲシュ中心の奇怪で魅惑的な
お話を想像してたんだよ!
公式HPもチェックしたけど、あまり全部見てしまうと
映画を観た時つまんないと思って深々と見なかったんだよ…。
あぁ。。。(ノДT)。
第1部で、いかにも芝居がかった滑稽さとあっけなさを感じて、
第2部で、物語云々より、あまりにも盛大に吐くのを観て
胸いっぱいになり…というか思わず嘔吐を催し…
第3部で、剥製に埋め尽くされている店内に少し救われたものの
今度は淡々と取り出される内臓にダウンを奪われる、
といった感じで観終わった頃にはグッタリだったわけです。
もうビジュアルが強烈過ぎるよ…orz
私が期待をし過ぎていたのか、観ていて疑問を感じたのは
ラヲシュの事ばかりw
第3部として始まるラヲシュの物語は、もうすでに剥製師に
なってからだから、私としてはもっと、どうしてラヲシュが
剥製師になろうと思ったのかを詳しく知りたかったな。
あのラストになるには、何か強烈な体験と思想がないと
いけないと思うから。
しかし、剥製師ラヲシュに幻想を抱いたのも、
アートディレクターのスローッシイ・ゲーザ氏の
素敵なオリジナル作品のおかげとも言えよう。
公式HPからスローッシイ・ゲーザ氏のHPにも
行けたと思うので、是非一度ご覧あれ。