9月10月活動報告 | 南相馬の猫おばさんと原発なしで暮らしたい会のブログ

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原発事故により警戒区域となった南相馬市小高区の「猫おばさん」こと吉田さんを応援します!


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吉田さんより、9月10月の活動報告です。




9月は原発事故より半年も経っていたので、20キロ圏内に取り残されている犬猫・動物達を保護し、
また給餌給水をしたいので、圏内への通行許可証を下さいと犬猫の飼い主6人と共に
南相馬市市役所の災害対策室に要望書を持参して出かけました。
対応してくれた小高区出身のS氏は
「 許可証は出せない、圏内にいる動物たちは知らない、どうなっても知らない 」
と言い張るので、私達は
「 家族を助けてくれないとは何ごとだ、それが市役所の返事か 」
と憤慨して市役所を去りました。


9月から、20キロ圏内・外での警備は厳しくなり、それでも何とか保護・給餌給水は続けてきました。
警察官に捕まったこともありますが、圏内にいてひもじい思いをしている犬猫たちが不憫で、
何とか生き延びてもらいたいと、餌・水やりを続けています。
ある時などは、私たちの気配を感じてそこの猫が出てきて、餌をむしゃむしゃ食べている時は
こちらもうれしくなり、もっと食べてねと話かけます。
給餌・給水をしての喜びは、餌が食べつくされた空袋があるということです。
これは、餌を全部平らげたことになり、食べたんだとほっとします。
反対に空袋がないときは、誰かが餌の入った袋ごと持ち去ったのではと想像します。
工事関係者で、小高の貸家においていた餌は、いつも袋ごとなくなっていましたので
今はそこには置いていません。
かわりに近くの依頼のあった家にその分、余計に置いてきます。


10月下旬頃からはバリケードから歩いて入って、餌をやっています。
バリケードから2~3キロの距離なのでしょうか、
歩いて20~30分の所にある民家と小さな小屋に餌・水を置いています。
餌は10~15㎏と缶詰を担いで、水を持って入って置いて来ています。
私が行くとネコちゃんが現れるので、「いたんだねぇ」と声をかけて
カラスに食べられないよう餌を段ボールで囲って置いてきてます。
そして、「餌を片付けないで下さい」というA3の紙に私のTEL番号と
「私も歩いてきています」と書いて餌の所に貼ってきてます。
これからも犬猫救済のため、がんばります。

小高では40ヶ所以上の依頼のあった所に給餌給水しています。
何としてもこの子たちを生き延びらせたい一心でやっています。



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