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<You Tube予告編>

2011年の福島原発事故からもう15年経つ。だが、原子力発電所からデブリの回収もまだ進んでいない。この物語は実話だ。ブラジルのゴイアニアで1987年に起きた。

 

 

 

 

<原子力のこわいところ>

放射線は目に見えない。だから計測器がない限り被ばくしているかどうかは分からない。1999年9月、日本の東海原発で高濃縮度のウランの硝酸溶液をバケツを用いて沈殿槽に移送していた時に事故が発生した。作業員は線量計もフィルムパッチも付けていなかった。作業場に突然出現した原子反応により直接作業をしていた大内久さん同年12月に死亡。篠原理人さんは2004年4月に死亡。200人以上の人々が被害を受けた。日本は安全管理が進んでいるという噂があるがどうだろうか?原子力に無知なのは、決してこの映画のゴイアニアの住民だけではない。

 

<物語のあらすじ>

廃品回収業者のエルベニルドは、若者2人から鉛とおぼしき大きく、重いカプセルを買う。このカプセルは、若者二人が打ち捨てられた病院の放射線標識のついた部屋から運びだしたものだ。エルベニルドたちはこのカブセルをこじあける。中から白い粉がでてくる。驚いたことにこの粉は闇夜で光る。エルベニルドは弟、ジョアンの一家にもこの粉をわたす。

 

<暗闇で光り輝く粉>

ライムンドやエベニルドは事態の恐ろしさにまったく気づいていない。ジョアンは子供たちに見せる。その粉を掴んだ娘のセレステは手を洗わないでパンを食べる。家族のものは次々と病気になった。エルベニルドの妻アントニオはバスに乗ってそのカプセルを衛生局に持ち込む。しかし、役人の誰も真剣に対応しょうとしない。その間にも白い粉は町のあちことに持ち運ばれる。

 

<バカというのは簡単だけど>

最初にこのカブセルを盗んだ若者は、部屋の扉にかかれた放射線標識の意味することにまったく気がつかなかった。危険なものがこの先にあるというマークなのに。次に、暗いとこで光るものがあるとすれば、それは放射線物質ではないかと考えるのだが、エベニルドや、ジョアンの家族はまったく気がつかなかった。それだけではなく、衛生局の連中もまったく気が付かなかった。たまたま帰省した核物理学者マルシオが突き止めるまでは誰も気が付かず野放しにされていた。教育がいかに大事かという証拠だろう。それでも、東海原発のようなことは起こりうる。原子力は本質的に危険なものだ。

 

<是非、多くの人に見て欲しい映画です>

福島の原発事故からまだ15年たらずしか経っていないのに、もう原発回帰の大合唱です。でも、地震国の日本、火山もいたるところにあります。この国で原子力は本当に安全なのでしょうか?安全保障の面から見ても、原発は恰好の標的です。ウクライナ戦争やイラン戦争を見るまでもなく原発は攻撃目標になっています。しかも、日本の原発はすべて沿岸立地です。容易な目標になるでしょう。

 

<地熱、太陽光、風力に集中投資を>

今、日本が資本投資すべきなのは、地熱や太陽光、風力ではないのでしょうか?その中でも地熱は世界各国で新たな技術開発が進んでいます。もっと研究開発に資本投下すべきです。潜在的な資源は無尽蔵です。

 

<教育の大切さ>

この映画を見ても分かりますが、闇夜で光る物質があったら放射性物質だとおそらく日本人の誰もがおもうでしょう。でも、それは日本が原爆の被災国であり、放射能の危険性が衆知されているからです。教育の大切さは身を守るために重要です。専門家まかせにしてはいけません。たとえば、日本の水は安全と言われていますが、PFASについてははっきりしません。ここでは、専門家まかせにするのではなく、自分で調べ身を守る必要があるでしょう。自己教育も大切です。