愛されたくて整形しました

鈴木倫

コミックシーモア・ソルマーレ編集部

 

 

<珍しく仕事が入る>

履歴書を出すもののさっぱり反応がなく、どうしたものかと考えて(悩んで)いたら、珍しく仕事が入った。そこそこの大きさの仕事だ。しかし、難しい。いろいろと調べることが多く、大変。目がチカチカする。夕食の調理当番は登板を一回、スキップしてもらった。申し訳ない。弁当にしてもらった。御免チャイ。

 

<しかし、仕事を始めたら、始めたらで、直ぐに仕事に飽きてしまう>

これは困った。画面にちょこちょこ映るこの漫画を思わず読んでしまう。鈴木倫さんの実話だそうです。なかなか考えさせられる内容です。綺麗か、綺麗でないかはうまれつきで、昔は、一生もので変えられなかったのですが、今では、ある程度の年齢にいくと、自分の意志で整形して変えられる。しかし、そのきっかけがこのショッキングな言葉とは。。

 

<「俺、ブスとしか付き合ったことない」>

仲間と飲みあっている中で、倫の目の前で、この元々カレからの言葉は、きついですね。自分の尊厳を踏み砕かれる打撃です。倫はこれに大きなショックを受ける。ハンサムな岡田にとって自分はそんなに無価値な人間だったのかと。その場では、顔で笑って心で泣くしかない。悲惨だな。その衝撃で倫は思わず美容整形外科へと予約を入れる。

 

<初期装備の違い>

さっきも書いたように、顔の美醜は生まれつきだ。しかも、現実の世の中では顔の美醜は重要だ。男もハンサムなことは大事だが、今の世の中、女性の方がもっと重要視される。初対面での印象、選ばれ方が違う。どうしても、その差別に我慢できなければ、整形に頼るしかない。しかも、現代の美容整形の技術はすごい。痛いのと、お金がかかることを除けばだ!

 

<顔は一要素にしか過ぎないが。。。>

確かに、顔は美の一要素にしか過ぎない。人間、それだけではない。が、とても目立つのだよね。誰もがそこに目が行く。他の外見は服とか、靴とかで隠すことができても、ヒジャブを被るイスラムでもなければ、顔は隠しようがない。とりわけ顔が美しいと性格もよいと思われてしまう。実際には顔の美しさと心の美しさとは関係がないのだけど。この辺は学歴が人格を作らないのと一緒だが。。。

 

<顔の中では、特に目と鼻が目立つ>

とりわけ、目と鼻が目立つ。だから、美容整形も目と鼻が中心になるのだろうね。顔の外形を変える。顎骨を削るとかいうと本当に大手術だし。鼻を削るとなるとこれも大手術だ。確かに、目と鼻が整うと外見は美しくはなる。倫は、まず初めに(次の手術があるのかどうかはまだわからないが???)目を中心に整形をすることにする。しかし、この漫画の倫の顔を見るとどうも眼だけではなく、鼻にも問題がありそうだ。そうなると、かなり大掛かりな改造が必要かと。。。

 

<目を整形したいと思ったこともあったが。。。>

さて、自分も若いころは目を整形したいと考えたことがあった。そのころは、漫画の影響で大きな目(今もそうだと思うが)が流行っていた。カッコよく見えるかなと考えたのだが、痛そうだなというのと、とてもお金がかかるということで却下。たまたま、部屋を掃除していたら若いころの自分の証明写真がでてきた。うん、ジャニーズみだでいけるじゃん。なんで、あの頃、整形しょうか、なんて考えたのかなと改めて思う。若いというだけで美しいのに。その頃、ついでに、ピアスも考えたが、始終つけていないと穴が塞がったりするということで、これも面倒くさそうなので却下。

 

<終わることのないルッキズム>

ルッキズムに対する批判はつきないが、ルッキズムは止むことがない。この漫画でも、心無い言葉が倫の自尊心をバズーカのように粉砕する。女性は美しくなければ価値がないのか???

 

<印刷本がでるまで待つか>

さて、結末はどうなるのでしょうか?整形後の倫さんはどうなったのか?読みたいと思い紙の漫画を探したが、電子書籍しか売っていない。読みたい本は印刷本で買うのが私のモットー。昭和だね。。。それにしても、倫の整形後の岡田の反応はどうだったのだろうか?他の男たちの反応は?態度が変わったのだろうか?男が群がるようになったのか?そして倫はさらに鼻の手術と整形地獄に突き進むのであろうか?ちなみに、個人的にはスキースロープ形状の女優さんの鼻は可愛く見えますが?いかがでしょうか?早く印刷本を!