三体 Three body problem 

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<過酷な仕事が終わった>

仕事がない日がずっと続いていたが、突如、大きな仕事が入った。が、納期が過酷だ。まさに、朝から晩まで、寝てもまぶたの裏にパソコンの画面が浮かぶというありさま。機械並みの働きようだ。フリーランスには労働法も適用されない。

 

<「三体」、待ちに待ったドラマだったが>

まあ、簡単に言うと、いつものSF映画のように宇宙人の侵略だ。この話では、宇宙人が侵略してくるまでは、400年かかる。だから、それまでに侵略に対抗する防御を備えればいいことになる。

 

<文化革命から始まる>

中国の文化革命の混乱と知識人に対する過酷な弾圧からドラマは始まる。文革で物理学者の父を殺されたイエ・ウェンジェは、下放先で軍の秘密プロジェクトに参加する。異星人との交信だ。4年後の異星人からの返事には、「返信不要」とあった。しかし、人類に希望を失ったイエは異星人に助けを呼ぶ。

 

<ゲーム仕立ての冒頭>

娘が自殺したイエは、理論物理学者のジンに奇妙なヘルメットを渡す。ゲームのVRだという。そのヘルメットを被ると現実そっくりの奇妙な世界が広がる。太陽が3つある。このゲームではこの三体問題を解くのがカギだ。

 

<地球人、特に英国人の残酷さ>

しかし、楽しめたのはここまでで、トマス・ウェイドがパナマで三体の異星人を信奉する2000人の人々を子供も含めて殺すというストーリーには全然共感できなかった。目的のためには手段は正当化されるというトマスの思想に嫌悪感。これが、イスラエルのガザ侵攻の論理と被る。

 

<ガザのイスラエルの侵攻を思い出してしまった>

イスラエルのガザ侵略の根本にあるのは、ジェノサイドだろう。ハナスを絶滅するにはパレスチナ人を絶滅しょうという思想だろう。これでは、ナチがヤダヤ人に対してやったことと変わらないだろう。同じことをイスラエル人はパレスチナ人に対して行っている。

 

<地球人が宇宙侵略する可能性の方がはるかに大きいと思いますが>

宇宙人の侵略というのは、テレビ、ドラマ、映画受けするのだと思う。しかし、地球人が他の惑星に侵略し、現地の知的生物を皆殺しにするというストーリーの方がありそうだと思うがどうだろう?「アバター」の映画はそうだったよね。資源を狙って地球人が侵略してきたという筋立てでした。

 

<地球人はこわい>

今の世界の状態、過去の人類歴史を見ると、宇宙人は、地球人は非常に暴力的で、こわいと思っていますよ。多分、地球人とはかかわりたくないと思うと思いますよ。第一、これだけの科学力を宇宙人がもっているなら、岩石惑星もテラフォームして居住可能にできるだろうし、わざわざ紛争を起こすために地球まできません。知的生物が長く存続するために、基本的に平和的存在でなくてはならないはずです。