満州アヘンスクワッド 1
原作:門馬司
漫画:鹿子
発行所:講談社
<久しぶりに漫画を買った>
ここ3月から4月の初めにかけては、珍しくやたらに仕事が忙しかったので、ブログも書く暇がなかった。そうはいっても、Netflixはちょこちょこ見ていた。それについては次に書こう。といっても、忙しい割にあまりお金になっていないのが残念。少し金が入ったので、漫画を買った。
<満州を題材にした漫画>
特殊な本、要するに変わった本が置いてある書店に、ネット漫画の続きを読みたいと思い漫画を探しにいった。が、その漫画はなかった。というところで、この漫画が目に入った。たくさん並んでいる漫画の中で、僕の目を貫いたのはこの漫画だけなので、余程アピール力があったのだろう。
<「満州アヘンスクワッド」>
このタイトルもいい。刺激的だ。鹿子の絵もうまい。満州を題材にした漫画は他にもあったと思ったが、思い出せない。母も父も満州に住んでいたことがあるので関心があるのだな。いつか、満州、今は東北部というのかな、行ってみたいと思ったが、見ないうちに人生が終わりそうだ。。。
<汚い戦争と言われる満州事変>
満州国の建国から、その戦費調達まで汚い戦争と言われる満州事変。関東軍の暴走を支える戦費の調達は、麻薬だ。
<アヘン帝国、大英帝国>
もっとも、アヘンを国家利潤の源泉としたのは、何も関東軍だけではなく、あの大英帝国が愁眉だろう。アヘンを売るために中国に戦争をしかけて香港を割譲させるとは、流石に海賊国家。今では、タリバンか。とはいえ、他の国がやっているから、やってもいいということにはならないのだが。
<ケシを見つけたのが勇の運命を変える>
主人公、日方勇は関東軍の兵士として満州にくる。戦場で片目の視力を失い、農業義勇軍に配属される。そこで、ケシを見つける。病気の母を救うためにアヘンの製造に手を染める。そこから、満州国の闇の中へと入っていく。
<「満州で一番軽いものは、人の命だ」>
多分、これは満州だけでなく、戦場ではどこでもそうなのだろう。
ウクライナとロシアの戦争でも、ロシアの戦争忌避者が大きく報道されているが、戦争が長期化し、戦死者が増えるにつれてウクライナでも戦争忌避者が激増しているという。初戦では、愛国心が高揚して募集には手間がかからなかったが、今でも逃げ出す若者が後を絶たないという。
どれだけ、人を殺したかで勝ち負けが決まる戦争の中で、自分が殺される可能性が常にあるのだから。
<今こそ平和を守る外交を>
今、必要とされているのは、危機を煽るのではなく、平和を守る外交ではないだろうか。戦争を煽るのが外交ではないだろう。。。
<最近、仕事をしなが聞いている曲、Tears for Fears, Shout>
いいですね。もう随分、昔の曲になりましたが、心に染みるいい曲です。1984年ですか、リリースされたのは。。。You Tubeで。