猫の糖尿病 | 猫の病気いろいろブログ

猫の糖尿病

・症状と原因


猫にも人と同じように糖尿病があい、ペットの長寿化により増加しているのが近年であります。猫は元来肉食動物であり、血糖のコントロールがあまりうまくないようで、多くの要因で高血糖を示しやすいです。肥満・ストレス・感染症などの血糖値を上昇させる因子が関わりますと糖尿病状態になってしまいます。


また猫の場合ですと、インスリン治療のいらないものが、多くて必要としてないのは二割程度です。猫の場合でしたら雄に多く発生します。これは肥満しやすい体質かもしれません。


症状は、特徴的症状に多尿・多飲があげられます。血糖値が大変上昇している場合に起こります。血液中に糖が高いため尿中に糖分を捨て、同時に水を捨てるため多尿となります。体から水分が出て行くため水を飲みます。たくさん飲むからといいましても、体が必要としておりますので、飲む水を制限しないでください。


尿が出るため体が水を欲しがっているので、制限すると脱水状態が進み急激に状態が悪くなります。感染症になりやすく、膀胱炎・外耳道炎などの病気で動物病院で来院することも多いケースがあります。とくに膀胱炎は多い併発症でして、猫がトイレに行く回数の増加・尿の量・血尿が膀胱炎になりやすいです。


猫の白目の部分や唇の粘膜が黄色っぽくなる黄疸症状がみられたり、水をよく飲み頻繁に尿をします。猫が吐いたり、脱水を起こしている場合は「ケトアシドーシス」といった重度の状態になっている事があります。



・治療の方法


ケトアシードスといった場合ではなければ、食事のカロリー制限とインスリンの投与を行います。但し、ケアドシードスを起こしているときには入院して緊急治療を行い、早急な対応が必要です。普段から猫の食事には気を遣って肥満やストレスには注意しましょう。


猫の糖尿病の予防方法で大切なのは、肥満にしない事が大切です。飼い主さんが猫をよく触り、肋骨・下腹部・腹部・腰部の脂肪が過ぎないように日々チェックしてあげてください。肥満していると腹部のラインが下垂しますし、上から見ると腹部は膨らみ腰部には出っ張りが観察できます。


運動不足にならないように、いつでも運動できます環境を作ってあげるのも必要になってきます。しかし肥満猫の運動療法は、四肢や関節に負担をかけて関節炎・腱炎を起こすケースもあります。それ以外にも循環器・呼吸器に負担がかかるため必ずしも望ましいものではありません。無理な運動でしたら避けてあげてください。