
笹生優花、全米女子OP優勝「神がかり」プレー支えた戸越八幡の「勝守」
現在は日本に拠点を置き、遠征やゴルフ場での練習がない日は、12歳の双子の弟らの面倒も兼ねて寺社を巡りながらトレーニングを行う。両足首に2キロずつの重りをつけて、東京都内の自宅を出発。お気に入りの寺社には急勾配の石段があり、目黒不動尊は47段、品川神社は53段。参道の階段を全力で駆け上がり、ダイナミックなスイングでもぶれない強靱(きょうじん)な足腰をつくり上げた。
「兄弟たちと少し遠くまで歩いて、みんなで重しを外したときの軽くなる感覚を楽しんでいるようです」とフリッツィーさん。石段を登った先の境内で、笹生は心身ともにリフレッシュしている。列島を沸かせた快挙は「勝守」の御利益と鍛錬のたまもの。神も味方につけた19歳の次なる目標は、フィリピン代表として臨む東京五輪の金メダルだ。(一色伸裕)
◆戸越八幡
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創立の起源は1526年(大永6年)。村内藪清水の池中より出現した御神像を行永法師が草庵に奉安し、京都石清水八幡宮の御分霊を勧請をしたのが始まり。御祭神は応神天皇。古の書物にも記録されている古くから歴史のある由緒正しき神社として知られ、安産祈願や必勝、病気平癒など御利益も多彩。笹生の「勝守」、池江の「健康」のお守りはともに初穂料700円。
全米女子オープンで優勝トロフィーを掲げる笹生。最年少Vで世界を驚かせた (AP)
6日閉幕の女子ゴルフのメジャー「全米女子オープン」を大会最年少で制した笹生優花(さそう・ゆうか、19)=ICTSI=の神がかったプレーは、お守りの御利益だった⁈ 競泳女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=とも縁がある東京・品川区の戸越八幡神社。笹生は由緒正しい同社のお守りをキャディーバッグにつけて戦い、女子のメジャー最古となる大会の歴史にその名を刻んだ。
東京三大銀座と呼ばれる商店街の一つ、戸越銀座(品川区)。ひとたび小道に入ると猫もくつろぐ閑静な住宅街に、笹生の「全米女子オープン」制覇の快挙を招いた〝必勝神社〟がひっそりとたたずんでいる。
「『健康』のお守りと必勝の『勝守』で御利益があるとされています。今回、笹生選手がお持ちいただいていたと聞き、うれしいですね。おめでたいです」
そう話すのは戸越八幡神社の宮司、大石定道さん(67)。約500年の歴史を持ち、たちまち願いがかなうことから江戸時代には「成就庵」と呼ばれた。
閑静な住宅街に鎮座する戸越八幡神社。笹生や池江に縁がある都心のパワースポットだ (撮影・荒木孝雄)
笹生は寺社仏閣を巡り、お守りを集めるのが趣味。娘とよく戸越八幡などに足を運ぶというフィリピン出身の母・フリッツィーさん(44)は「今回のキャディーバッグにもお守りをつけていたはずです」と話す。同社の「勝守」を持ち、史上最年少での全米優勝を果たした。
宮司の大石さんはさらに、「池江さんの関係者の方に頼まれ、『健康』のお守りをお送りしました」と明かす。白血病から復帰し、東京五輪出場を決めた競泳女子の池江璃花子も戸越八幡に縁があるという。
笹生優花、全米女子OP優勝「神がかり」プレー支えた戸越八幡の「勝守」
笹生優花、全米女子OP優勝「神がかり」プレー支えた戸越八幡の「勝守」
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「全米女子オープン」を大会最年少で制した笹生優花=の神がかったプレーは、東京・品川区の戸越八幡神社のお守りの御利益だった⁈ 白血病から復帰し、東京五輪出場を決めた競泳女子の池江璃花子も
⁈笹生の「勝守」、池江の「健康」のお守りはともに初穂料700円。