最近 | 日々のしるし

最近

このニート生活を楽しみ始めている。
やばい。
非常にやばい。
しかしなんにせよ、見つからないんだから今は節約生活に励むより他ない。
よし、もう少し怠けよ。(←廃人)


自粛中にやったことは、気になる漫画のチェックだった。
もともと漫画大好きなので読み始めると止まらない。
特に、少女漫画系より少年漫画の方が中毒性は高い。
鬼滅の刃はしばらくひきずった。
で、そのあと、もう一つ最終回を迎えた漫画がありました。
私、名前しか知らなくて一回も読んでなくて、だって読んだら間違いなくハマるから。

「ハイキュー!」

バレーボールの漫画ですね。
スポーツもの、と言えば、私ら世代はもう、スラムダンクの一択です。
スラダンは、初心者のド不良主人公が好きになった女の子を振り向かせたいばかりにバスケ部に入って、そのうちハマっていって、仲間とか責任とか、連携プレーとか、そういったことに目覚めていく、それはもう名作中の名作。

流川楓が好きだった…。

ハイキューは、実はまだちゃんと読んでない。
斜め読みしかしてない。
でも、これはハマって仕方ないと思う。
主人公の翔陽は炭治郎タイプで、成績は悪いけど地頭は良いし運動神経も飛び抜け。
そして、もうひとりの主人公影山くんは中学から飛び抜けの鳴り物入りで入ったスーパールーキー。
ただ、影山くんは自分と同じレベルを他人にも強います。かなり強い言い方で強います。だからそのせいで中学時代孤立しました。孤立を知った彼が、自らの言い方の危うさに気づく、翔陽くんとの一連の流れは必読です。
いや、いろいろ気付かされる。
影山くんは何一つ間違ったことを言ってない、でも、その言葉に危うさがあることを知ってしまった。そこから一歩踏み出す様が美しい。

翔陽くんの
「喧嘩くらいする。喧嘩はコミュニケーション」
確かこんなこと言ってたけど(笑)、信頼関係があれば(仲間を信頼すればこそ)、言いたいこと言ってぶつかることもあるよ、だから何だよ気にすんなよ、みたいな。
大切なことはその奥にあるんだから、囚われて止まるな、と私には聞こえるんですね。

これはね、女性の世界には当てはまらないからなおのこと美しく感じますね。もしかしたら、男性の世界でも難しいことかもしれませんね。これは憧れを具現化した言葉かもしれない。

鬼滅の刃もそうだったけど、ハイキューもまた、「こう有りたい」「こう有りたかった」憧れがぎっしり詰まってるんですね。
(つくづく、ジャンプの作家と編集さんってすごいと思う。)

で、斜め読みの私が語るのはどうかと思うんだけど、出てくるキャラがやはり昔ながらの「熱血!」とか、「硬派!」ばかりとはいかない。
もちろん、熱血も硬派もいます。
その中に、ゲーマーがいるんですね。
翔陽くんのライバル校のセッターの研磨くん。
この子、ものすごいキャラ立ちしてるんです。
いや、目立つの嫌いな設定なんだけども。
ゲーム大好き、超インドア、めんどくさがり、汗かくの嫌い、サボりたい…。
スポーツ漫画にいてはいけないキャラです。
彼がバレーを始めたには理由があって、隣のおうちに越してきた1歳上の黒尾鉄朗くん(クロ)に誘われたからなんです。
鉄朗くんは明るくいい感じにチャラく人望も厚く面倒見もよくて、インドアの研磨くんとは真逆の性格なんだけど、実は子供の頃は研磨くんより激しい人見知りだった。
鉄朗くんにもいろんな事情があって引っ越ししてきたんだけど、そこは語られてません。
もともとバレーボールのクラブに入ってた鉄朗くんが研磨くんをバレーの世界に引っ張っていく。
引っ張った以上はいつも彼をサポートした。いつも近くにいて助言したり、世話を焼いたり、友達のいない研磨くんに様々な世界を見せた。
ただ、超インドアな研磨くんがそれを良しと思っていたかどうか、そこは気にかけていた。

「クロ、オレにバレー教えてくれてありがとう」

…ここに、つながるんですね。春高の3回戦で研磨くんからこの言葉が出るんですね。
多分だけど作者さんは研磨くんにだいぶ感情移入してる。
もう、この試合で主人公の学校より絶対研磨くんの学校のほうが応援されてたと思う、それくらい。
 
実際、こんなこと起こりませんから。
友達もいない、一人でずっと家でゲームしかしない子、いくら、家が隣で行き来があったとしても思春期真っ只中の子供が進んでつるみたいわけありませんから。
なんなら、「いやもう関係ないし、あんな暗いやつ、友達でもなんでもねえよ」とか言って陰口叩かれるレベルだと思う。
漫画の中だからこその絆だし、それこそ、憧れだろう。

結局、鬼滅の刃にしても、ハイキューにしても、とっても「優しい」んです。
誰一人置いていかれないし、見下されない。一人ひとりに居場所があって、カラーがあって、それを認められている。
ハイキューも、最終回では主人公たちはオリンピックで戦うわけだけど、研磨くんもクロももうバレーはしていない。(クロは事業部として関わってるけど)
あれだけ高校時代に熱狂したバレーだけど、全員が続けているわけじゃない。漁師になったり、農家だったり、パティシエだったり、皆それぞれの道を進んでいる。それを避難する人もいない。
それでいいじゃないか。
熱狂した時を超え、生きていくのは個人個人別の問題。
次に何を好きになろうと自由。
次は何をする?次は?と、まさに希望を見いださせてくれる少年漫画らしい爽やかな最終回だったと思う。
一昔前までは少年漫画は友情、努力、勝利だったけど、今はそこに、「優しさ」が加わったと思う。
最初から強くなくても、ずっと強くなくても、途中で弱くなっても、受け止められる「優しさ」、そこが人の心を掴んで離さないんだろう。
そんな世界なら生きていくのも悲しくない、こんな世界ならもっと見てみたい、と思わさてくれる空間が、漫画の中だけでも存在するなら、もしかしたらそれが誰かの心を強くするかもしれない。

しみじみ、漫画の担う責任って大きく、図りしれなく、そして、希望に溢れて美しいなと思う。

以上、ハイキュー斜め読みの感想でした。