茶トラが見つめる先りくは、ラグの上で静かに座り、少し横を見つめていた その視線の先に何があるのかはわからないけれど、 彼の世界にはきっと、私たちが気づかない小さな物語が流れている 柔らかい光の中で、毛並みが秋の色を帯びていく 季節の変化を、言葉ではなく姿勢で受け止めているようだった そんなやさしい物語の一日
あの子の“らしさ”が光った日ミチは、今日も“らしさ”全開 静かに座っているようで、実は周りをよく見ている 誰がどこにいるか、風がどんな匂いか、床の温度がどう変わったか 全部わかっている顔をしている 首輪のタグが小さく揺れるたび、ちょっと誇らしげ 「今日のぼく、いい感じでしょ」と言っているようにも見える
箱の主黒と白の模様が箱の縁からちょこんと覗いていて、 まるで「ここは私の部屋ですが?」という顔 猫はどうしてこうも箱に惹かれるのだろう 季節が変わっても、箱の主は今日も健在 そんな小さな日常が、9月20日の幸せ
季節の境目季節の境目で、いつもの肘置きに身を預けていた 金色の毛並みが、まるで小さな陽だまりがそこに落ちているよう 前足をゆるりと垂らし、世界の時間とは別のリズムで呼吸している姿を見ていると、 季節の移ろいも、日々の忙しさも、少しだけ静かにほどけていく 秋が本格的に始まる前の、ほんの短い“間(ま)”のような日 猫は今日も変わらず、穏やかな時間のあり方をそっと教えてくれる
静かな午後招き猫が幸運を呼んでる横で、本物の猫は堂々と昼寝 うちの主役はいつも上の段にいる 静かな午後 ガラスの器が光を受けてきらりと反射し、 その上で猫がゆっくりと呼吸をしている 特別なことは何もないのに、 こういう瞬間が暮らしの中のいちばん好きな時間かな