繊細でやさしい絵本

 

美智子さまが書かれた本

国際版とか皇后とか書いてありますが、絵本にはただ”美智子”と書かれてあるだけ

 

 

”かもしか”に出会えるかも、私をみているかもという思いで頑張れた山登りのおはなし

 

国語の教科書にあった『一切れのパン』という話を思い出した。ヨーロッパの戦争で祖国に逃げ帰る少年が最後まで食べるなとハンカチに包んだ一切れのパンをもらう。ポケットのパンを握り締めてずっと我慢。家にたどり着き、意識がなくなる中開けてみるとパンではなくて木だった、たぶんこんな感じの話

 

 

本物かどうか、実際に存在するかどうかに関係なく、想像で人は動ける

 

 

信仰心って想像力なんだろうな~ 

 

見えないものを信じられる人は強いよね

 

 

作者の想像力に感動した本

 

 
キツネが住む平和な千島で、密猟者の罠にかかって動けなくなった子供に母さんぎつねが餌を運ぶという話
 
なんでこんな悲しい話にするんだろう、とムッとしたんですよ
 
だけど裏表紙の説明に、作者の高橋宏幸さんは太平洋戦争時の千島で密猟者の罠をいくつも発見、その一つに子ぎつねの白骨体があり、そばにはねずみや鳥の無数の小骨も散らばってた。どこにも向けようのない怒りがこみ上げて忘れることができなかったと
 
 
彼には見えたんですね
 
 
この本は悲しすぎて娘に読んでない。ハムスターのことをまだ悲しんでるしね。もう少し大きくなってからにする