先日拡散希望のブログの経過です。
ねこけんさんのブログより転載です。
無事に保護して頂いたようですが酷い状態での飼育だったようです。ねこけんさんも書いていらしゃいますが、これからです。
ねこけんさんへのご協力宜しくお願い致しますm(__)m
ねこけんさんのブログより
現場に到着
警察の方はすでに到着していて、家の借主のご家族様も到着していました。
急ぎ、ケージやキャリーを降ろして、保護の準備をしながら、M代表は警察の方と打ち合わせ。
現場に入らない様に張られた、警察の黄色いテープを見て、改めて事件の現場に来ているのを感じました。
警察の方が、テープを外して、一緒に敷地内へ入り、外から家の中を見ると、もうグチャグチャに色々な物が散乱していました。
その奥に、猫がうろうろしているのが見えました。
警察の方から、物を動かさない事、持ち出さない事等の注意を受けて、色々なケースを考えて(万が一最悪の事態で、大量の猫が亡くなっていたりしたらメンバーのショックが計り知れないので)、まずは、M代表と「ナ」と警察の方とで建物の中へ。
むっとする熱気と黴のような臭い。
物が散乱して足の踏み場もない中、猫達がワラワラと集まって来ました。
M代表は数日前から、警察と連絡を取り合い、家に残されている猫達へ、水とご飯を必ず入れておいて欲しいとお願いをし、「入れています」との返事があったのですが…どうも、量が足りていなかったのか、数日前から…いや数週間前からご飯が足りていなかった様に見える状態の猫ばかり 猫達の状態を一目見た、M代表が「まずは、水とご飯!」
すぐに、持参して来たご飯と水を置くと、凄い勢いで猫達が食べ始めました!
傍でよく見ると、思った以上にみな痩せこけて、体調の良くない子猫も居ます。
しかし、みなご飯に群がります。
M代表「酷い…可愛そうに…。すぐに、保護して病院へ行かないと!」
ナ:{了解!}
M代表「猫達が驚くと散らばってしまうから、何人もで入るより、まずは、2人で今居る子をケージに入れて、運び出そう!」
そこで、家の玄関では、メンバーがケージを組み立て、入り口でケージを受け取り、バケツリレーのように、猫達を運び出す事にしました。
猫達はみなご飯に夢中で、抱き上げても必死にご飯に戻ろうとします。
ご飯に体ごと入って、夢中で食べていた子猫を抱き上げると…両目が膿で潰れていました。 それでも、ご飯に戻ろうともがく子猫をご飯の入ったキャリーに入れました。 泣いている暇なんてありません。とにかく急がないと! 次々にケージにご飯を入れて、誘導すると、ほとんどの子はすっと入り、入り口を閉めても食べ続けていました。猫達を一通り車に乗せ、
M代表「出ている子はとりあえず保護したから、後は隠れている子や子猫が居ないか全員で探そう!来る前に警察から飼い主に確認して貰った頭数は20匹だった。20匹いるって事だから、まだ室内に居るはず!」
5人全員で、室内へ メンバーのKさんは、「こんな酷い状態だったなんて…」と、泣きそうになりながらも、引きっぱなしの布団をそ~っと捲り、おいてあるダンボール箱を必死に覗き込んで、猫達を探します。
M代表「うわっ!この子危ない!!」 見ると、汚れた布団の横に、小さなペットベッドがあり、その中に1匹の子猫がいました。
子猫の首は、何かに噛まれて、瘡蓋かシコリのようになっていて、ぶるぶる震えていました。
すぐに、車に運び、暖めます。 続いて「ナ」とKさんが、奥まった部屋に入りました。
ナ:{ここ!集中的に探そう!}
布団を1枚づつゆっくり捲り…最後の敷布団を捲ると、黒っぽい塊が… ナ:{子猫居ました!!!} 3匹の産まれたばかりの子猫発見。すぐに、M代表へ渡し、他にも居ないか探しました。
すると、タオルケットの間から、何かがころっと出て来ました。
2匹の産まれたばかりの子猫の亡骸でした。 「ごめんね、間に合わなくて…。でも、ここから出よう!一緒に帰ろう!」そう話しかけ、車に乗せました。
本当に泣いている時間なんかない!(M代表は号泣(^^;))
とにかく、みんなで必死に捜索。
キッチンも、箪笥の中も、トイレも…、レスキュー許可を出してくださった警察の捜査の妨げにならないように、物を動かさないように、また事件解決の妨げにならないように、細心の注意を払いながら、捜索を続けました。
ありとあらゆる隙間、家具の下、敷かれた布団の下に子猫が居たら大変なので、そっと確かめながら進みます。
窓が締め切って有るので、暑さと臭いで、具合が悪くなりそうでしたが、警察の方が、窓を開ける事を許可してくださり、何とか息が吸えた。
M代表が、保護漏れが無いように、再度警察の方に頭数の確認をすると、 刑事さん「本人に聞いたら、頭数の把握は出来ていない。
過去に20匹だったけど、逃げたりしたから、今何頭かは分からないそうです」と。
M代表「飼い猫の頭数も把握出来ていないなんて!保護漏れが有ったら、死んでしまうじゃない!こうなったら探すしかない!もう居ないと分かるまで捜索するしかない!」
全員で探し、もう見ていない所は無いくらい探した。 何度も同じところも確認した。
そして、捜索は終了した。
万が一、室内に猫が残っていた場合を考え、大量のご飯とお水を外から見える所に置いて、地元の方がご飯が減っていないか確認して下さる事になった。 もし、ご飯が減っていたら、警察を通して、すぐにねこけんへ連絡が来るようにお願いをして、現場を後にした。 携帯も繋がらない現場で、東京のメンバーに状況を報告する事も出来ませんでしたが、全部で19匹 亡くなっていた子猫2匹 合計21匹と共に 全頭、一緒に東京へ戻った。 その足で、即病院へ 。どの子も、みんな痩せていますが、人懐っこい。
診察の様子は、後日詳しくご報告させて頂きます。
19匹のうち7匹は即日入院、翌日更にもう1匹入院しています。 多くの方々より、猫達の預かりに名乗りを上げて頂きました。 猫達の状態は、決して良く有りません。
すぐに、病院へ連れていかれるようにしておかないとなりません。 ですので、出来るだけ、ねこけんの本拠地に近くて、すぐに病院へ行かれる方と、家が近いメンバーの家等に、振り分けてお預かり頂きました。
たくさんの方々に、心より御礼申し上げますと共に、国立古美術商殺人事件の猫達の預かりさん募集は一旦停止させて頂きます。ありがとうございました。
しかし、まだまだ、終わりではなく、これが始まりです。
猫達の健康が回復次第、不妊去勢手術をし、最後まで幸せに家族として向かえて下さる家族を見つけてあげなくてはなりません!
まずは、全頭保護が出来たので、一安心ではありますが…、実際レスキューした猫達は、みなアメリカンショートヘアーのようで、MIXは去勢済のオス猫以外居ないようです。1匹のオス猫以外、みな不妊去勢がなされておらず、どんどん産ませていたのでは?と思えるような様子で、ブリーダーの飼育崩壊のような現場で…どうも釈然としない…。とても猫が可愛くて飼っていたようには思えないのです…。
いずれにしても、猫達は保護となりましたので、ご安心ください。
前回の里親会には、多くの方々がご来場くださり、多くの保護猫達に家族にとのお申し込みを頂きました。 そのお陰で、病院に近い預かりさん宅も数匹分空きが出ました。 また2段ケージを寄付してくださった方や、またまた伊達直人さんがたくさんの子猫用フードをご寄付くださいました。
募金をくださった方もおられ、今回もありがたく、保護猫達へ使わせて頂きます。 ありがとうございます。
今回のレスキューで2段ケージが不足してしまいました。 もし、ご家庭で、お使いにならないケージ類がございましたら、ご寄付頂けますとありがたいです。
NPO法人ねこけんは、小さな団体です。代表をはじめ、メンバーも全員、社会人として働きながら、参加しています。
力も財力もありませんが、仲間が居て、多くの方々が賛同してくださり、手助けをして頂き、皆様のお力をお借りし、今回猫達のレスキューをする事が出来ました。 ありがとうございました。
まだまだ、これからやるべき事がたくさんあります。 どうか、皆様、今一度お力添えを頂けます様、お願い申し上げます。
ご報告は随時、ブログにて!
ご連絡を頂きました皆様、ご協力頂きました皆様!応援してくださいました皆様!お預かり頂きました皆様!ご寄付下さいました皆様!見守ってくださっている皆様!ありがとうございます!
保護された子達の写真もありましたが転載記事には載せれませんでした。またねこけんさんのブログもご覧下さい。ねこけんさんご協力の問い合わせnekoken@cat.email.ne.jp
いたずら防止の為、メールを頂きました方へ、ねこけんの連絡先を送らせて頂きます。よろしくお願いします。
拡散も希望です。ねこけんさんの活動を応援してくださる方宜しくお願い致しますm(__)m