先日、BSで「おしゃれ泥棒」をやっていた。
子供の頃、テレビで見て以来大好きな映画だ。
私を分析すると、かなりの比重でこの映画が成分として検出されるのではないだろうかしら・・・・。
青春時代にどれだけこの映画を思って時間を使ったかしら。ってくらい。
その日、実はちょっと泣いた日だった。
次男が部活動で悩んでいた。相談されたのでいろいろ会話をしているうちに
意見の相違もあって、でも本人の意見を尊重したいから自分なりに感情をコントロールしているうちに
涙が出てきたのだ。息子の純粋さに感動しながら、一方でそんな清流に住む魚では生きていけない事を憂う。
季節が巡っていよいよ開花しようという時に、膨らんだつぼみを無残に折られたような残念さ。
話し合いの結果、そうな気持ちにさせられることになった。
私は寝室にこもり、テレビをつけたらたまたま「おしゃれ泥棒」を目にしたのだ。
親という立場になった今、悲しい自分をよしよしと慰めてくれる存在はなかなかない。
子供の頃に戻って、指標を仰ぎ安心して眠る。ことはできない。
でも、なんというんだろう、懐かしいメロディとピーターやオードリーの声に
不思議な空気に包まれて励まされてるような気分になったのだ。
この映画は泥棒映画としてはまるっきりだよね。手袋もしてないし、突っ込みどころ満載。
でも、大事なとこはそこじゃないから、そんなことはわかってるけど省いてるんだよね。
水戸黄門じゃないけど安心できるお話。鉄板のおとぎ話系恋愛映画。
よかったよ、こんな時に「シベールの日曜日」とか「es」とかやってたら大変だったな。
どえらい事態を乗り越えちゃったもんね~幸せになっちゃうんだもんね~♪・・・なこの映画が
このタイミングで見れた事に感謝!(誰に感謝?神様?映画の?淀川?)
ピーターも今、77歳くらいだっけ。お願いだから私より長生きしてほしいよ~!!