屋井電池 | 天気管

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天気管は天候を予測するための機器です

 
世界最初の乾電池は日本で誕生しました。明治20年(1887年)の事ですから今から126年も前の事
です。その乾電池を発明したのは屋井 先蔵(やい さきぞう)氏です。彼の発明した乾電池は現在では
我々の生活に無くてはならない物となりましたが、日本における乾電池の特許第一号は屋井氏では
なく、高橋 市三郎氏です。海外ではドイツのガスナー、デンマークのヘレンセンが1888年に乾電池を
発明したことになっています。
そして後に乾電池王とまで言われた屋井氏の会社は昭和25年(1950年)に発明から63年目で消滅
してしまいました。
 
 
 
 
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      幻?の屋井乾電池 平角三號です。
 
 
 
 
 
  
  
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本当の発明者なのに特許を先行されてしまった為でしょうか?裏側には取得した特許番号が電池の
半分近くまで記載されています。
 
 
 
 
 
 
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電池の定格はどこにも書いてありませんが、この平角三號は1.75V/53Ah(35Ah)と思われます。
 
 
 
 
 
 
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この写真でお判りかと思いますが、残念な事に負極側の端子(ターミナル)が欠損してしまってます。
本来は正極側と同じネジ状の端子が付いています。正極側端子の下の銀色のプレートには右文字で
「井屋」と刻印が入っているという凝った作りです。
電池上部の黒い物質は天然アスファルト封止材として用いられています。
 
 
 
 
 
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      電池の底面部はご覧の通りです。
 
 
 
 
 
 
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      最後にもう一度登場。
       
      maxellの単一乾電池をサイズ比較用として横に並べてみました^^