望遠鏡が使われる前に記録された超新星は次の7件だけです。
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年 出現星座 最大等級 型 距離 備 考
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185 ケンタウルス -8等 8200光年 RCW86
393 さそり -1 3000 G347.3-0.5
1006 おおかみ -9 Ⅰ 7000 史上最輝星
1054 おうし -4 Ⅱ 6500 かに星雲(M1)
1181 カシオペア 0 Ⅱ 10000 クォーク星?
1572 カシオ ペア -4 Ⅰ 13000 ティコ超新星
1604 へびつかい -2.5 Ⅰ 13000 ケプラー超新星
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最初の2つは中国の文献、次の3つは日本の文献(藤原定家の『明月記』)、最後の2つは西ヨーロッパで詳しく観測されています。
明月記の超新星はこれまで、お話ししてきましたので、今回は最古の超新星記録についてです。現在RCW86と呼ばれるこの星雲(超新星残骸)はαケンタウリのそば、日本からも中国北部からも地平線下で見えません。ところが『後漢書』によると出現は185年12月7日だそうですが、これが見えるのは洛陽長安では無理で長江の辺りまで行かなければなりません。しかもこの日この超新星が見える時には日は昇っています。とすればものすごく明るかったのでしょうね。翌年の2、3月ころはまだ十分明るく、南中は深夜ですから見やすくなったでしょう。
図は3月8日の未明に杭州(北緯20度東経120度)で眺めた南空です。右(西)に南十字、 左(東)にさそり、その左に火星が見え、不気味な兆候ですね。
黄巾の乱は収まったが群雄が自立し三国志物語が始まるこ


