どーも、castom98です。
私が収集している昭和切手には、2色刷りの切手の淡色1色が抜けた色抜けエラー品が存在いたします。
具体的には第1次昭和50銭・1円切手の背景の森無し、第2次昭和10銭切手の背景地図漏れです。
この中でよく見かけるのは第2次昭和10銭切手の背景地図漏れですが、どれもこれも怪しいものばかり。
10銭切手は背景が広いので、細工がしやすいのでしょうね。
それに比べて第1次昭和50銭・1円切手の森無しは、細かい背景に淡色が入り込んでるので細工がしにくいせいか、ほとんど見かけません。
しかし今回、ネットで第1次昭和1円切手(大仏)の背景森無し品が出てきたのでゲット!
背景 森無し
大仏様の背景にある森が、ほとんど写ってません。
よく見ると台座下の階段辺りに薄っすらと淡色が残ってます。
淡色の色抜けは印刷機は通ってるものの色が付かなかったものなので、厳密には薄っすらと色が残ってる場合が多いのです。
これくらいなら、色抜けと呼べるかな?
スキャナーで取り込んだので淡色が確認できますが、肉眼だとまず見えません(笑
それでは正常な切手と並べてみましょう。
左:背景森無し 右:正常品
右の正常品は大仏様の体全体に淡色が乗ってますが、左の森無し品には見当たりません。
人為的に色抜きすると大仏様の体の線も消えてしまうので、この切手は手を加えられていないと思います。
この手の色抜けエラーは真贋の見極めが難しいのですが、まずまず満足できる品なので一安心。
消印が東京府なのも、ちょっとしたポイント。
あとは50銭切手と10銭切手の色抜け品が欲しいなぁ・・・引き寄せ神様(脅迫