どーも、castom98です。
2021年秋の東北旅、いろんな博物館や美術館を見学しましたが、その中で特に印象に残ったのが、今回紹介いたします牛の博物館です。
現状では、状況が異なっている場合がある点をご了承ください。
岩手県奥州市前沢にある、立派な博物館。
当日、見学客は私達だけでした。
地方の博物館というと、展示品がショボい博物館と、やたらリキの入った博物館に二分される傾向があるように思います。
牛の博物館は、もちろん後者!
この博物館、牛(前沢牛)に関するありとあらゆる資料が展示されてます。
そのボリュームは驚くべき量で、とても1回では紹介しきれません。
入場料は現在、大人400円。
ハッキリ言って、この内容で400円は安すぎ!
べこ?の模型。
そういえば吉幾三が、「東京でべこ飼うだ」って歌ってたっけ・・・
ここでいきなりディープな世界が?!
世の中にはマイナーな雑誌があるそうですが、まさか肉牛の雑誌があったとは・・・
ここを訪問しなきゃ、一生知らないままだったわ・・・
Σ(゚д゚lll)ガーン
もちろん、お土産も牛関係。
牛の骸骨シャツを購入しました!
この牛の博物館、実は博物館と見せかけて、前沢牛の良さを来館者に刷り込む洗脳施設だったのです・・・
では、まず1階の展示室から。
いきなり和牛の剥製がお出迎え!
これらは、種牛として活躍した前沢牛の剥製。
前沢牛は、元は島根や兵庫の牛を移入してきたものだそうな。
関西人のワタクシとしては、和牛と言えば松坂牛・神戸牛・但馬牛だったのですが、そのお仲間みたいですね。
驚くべきは、その子孫の数!
41460頭って・・・お父ちゃん、頑張ったね・・・
となりの清菊号も伝説の前沢牛。
A5ランクで卸値がキロ3200円・・・
とても私の口には入らんわ・・・
最上級の和牛しか前沢牛を名のれないようです。
ここからは、前沢牛の飼育環境に関する展示に移ります。
これがまた細かいんだわ・・・
もちろん、一流の肉牛はエサも一流。
最高の飼料で前沢牛は育てられます。
壁面には、歴代の種牛が。
恒徳号の雄姿。
肉牛の世界も、競走馬に負けず劣らず血統重視なんですね。
子孫は雌36129頭、雄37002頭・・・魂消たなぁ・・・
日本もこれくらい子供が生まれれば・・・
お隣の菊谷号は子孫51913頭。
もう、千の位が誤差みたいに感じる・・・
お次は、出荷されてから精肉になって店頭に並ぶまでのルートを、ミニチュアで展示。
人間以上に気を遣って飼育されていました。
これ見てると、肥育農家も大変やなぁ・・・
そりゃ、数も減りますわ・・・
肉牛であるからには、最終的には屠殺して精肉になるのですが、その手順も詳しく展示してありました。
さすがに写真だとショッキング過ぎるので、かわいいイラストで展示してありますが、実際に従事されてる方、ご苦労様です・・・
・・・で、最終的にはランク付けされて販売。
A5級の前沢牛、一度食べてみたいわ・・・
・・・といったところで、牛の博物館 第1回を終わりたいと思います。
まだまだ序の口ですので、後何回になることやら・・・
興味深い内容が盛りだくさんですので、お楽しみに!
それでは、第2回に続く・・・
牛の博物館 公式サイトは、こちら
岩手県奥州市 牛の博物館の場所は、ここです