どーも、castom98です。
以前、仕事の関係で淡路島に通っていた時に訪問したのが、淡路市にある北淡震災記念公園です。
ここは1995年1月に起きた、阪神淡路大震災を記念して整備された公園です。
その中に、地震で発生した断層を当時の状態のまま保存した、野島断層保存館があります。
訪問したのは2020年8月ですので、現在は状況が異なっている場合がある点をご了承ください。
長細い建物で、断層の上に覆屋が組まれてます。
入館料は現在、大人730円です。
順番に断層の状態を見学することができます。
それぞれの断層には説明板が設置されてるので、お子様の学習にもピッタリ。
まずは、めくれ上がったアスファルト。
用水路も断層のため上下にズレています。
2段にズレた断層。
主断層と副断層が地表に現れてますが、地下では一つの断層だったそうです。
生垣ごとズレてしまった社。
建物は現在移築されてますが、中の神様もさぞかしビックリしたでしょうな・・・
奥に長く続いた断層。
途中の陥没部分は、断層で地面が逆に引っ張られたせいで出来たもの。
畑の畔が右上に持ち上がってます。
ここまでハッキリ断層が確認できるって、スゴイ・・・
他には、地震の断層の動きを再現した模型もあります。
ボタンを押すと、実際に断層が動き説明が流れる仕様。
見学してた子供たちが、面白がって何度も操作してました。
実際の断層面を切り取った展示。
地層の境がくっきり見える・・・
地震で倒壊した阪神高速道路の高架と、横倒しになったトラック。
・・・実は私、震災当時は神戸市の須磨区で仕事をしておりました。
震災前夜、倒壊した阪神高速を通って帰宅していたのです。
夜空に登っていた月が、血のように真っ赤だったことを記憶しております。
震災当日も同じルートで出勤する予定だったので、地震発生がもう数時間遅かったら高架の倒壊に巻き込まれていたかも知れません・・・
隣接した震災体験館では、地震発生装置で当時の揺れを実体験できます。
椅子に座っていると、突然ガタガタと激しく振動しだすのですが、実際の揺れに比べて多少おとなしいような・・・
発生当時は大阪の実家にいましたが、あの強烈な揺れはハッキリと覚えております。
確か震度5強だったかな?
・・・しかし、以前紹介した淡路大観音像、よく持ちこたえたよなぁ・・・
他にもモニュメントや、当時のまま残されているメモリアルハウスがありますが、仕事の合間だったので割愛。
以上、はなはだ簡単ながら、野島断層保存館の紹介を終わりたいと思います。
当時の地震を体験した人はもちろん、震災を知らない子供たちにもぜひ訪れていただきたい場所です。
以降の東日本大震災や、これから起こるであろう東南海地震に備えて、地震や災害に対する正しい知識を身に付けられる施設だと思います。
そして、この地震やその他の災害で亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
それではまた、次の歴史発見でお会いしましょう!
野島断層保存館の場所は、ここです