再販されたPlus盤の第6弾は「走れ★バンドマン」。このアルバムはかなり好きなアルバム。4人体制のアルバムでは1番気に入ってる。


このアルバムを聴いた当時は久々に笠さんのボーカルが堪能できるからというのが好きなメインの理由だったのだけど、今は少しハードになった曲調もカッコいいし、笠さんの歌い方にも変化が感じられて、前作のアルバムからは発売期間が空いていたせいか、いろいろな変化が感じられる印象。


スタートの1曲目は「Cyber-Commander」。笠さんのボーカルだ。今までのアルバムの1曲目は明るいポップ調でとても気分が上がる曲だったのだけれど、この曲は少しハードでカッコいい曲。歌詞に寄った落ち着いた歌い方の笠さんの歌声はとても丁寧な歌唱だなという印象を受ける。これはこれで気分が上がる。しかし次の「さらわれて」が落ち着いた曲なので、早くも気分は落ち着くのだけれど、次の「プリマドンナ」のイントロで一気に気分がMAXまで上がる。曲調もそうだし、米川さんのギターは最高に気分が盛り上がる。とても好きな曲であることは何度か書いているのでその辺りは省略。「マニュアル・ワールド」もノリとコーラスがとてもいい。続く「走れ★バンドマン」の出だしのコーラスが始まると、楽しさが止まらないくらいに気持ち良い。3曲続けてポップな曲調が続くのはこのアルバムくらいではないかな。


「Velvet Touch」は少しハードな曲調なのだが、笠さんの歌声のキーが低いので落ち着ける。でも続く「Happy Song」は逆に笠さんの歌声のキーが高い。曲調もポップで、唯一以前のC-C-Bらしさが感じられる曲だ。「嫌われたい」はミディアムなリズムと渡辺さんのボーカルがとても印象強くて耳にとても残る曲。続く「WALKIN'」は恋文のC/W。唯一このアルバムに収録されているシングル曲だ。MIX違いで2曲収録されている。そして本編最後は「Only FOR You, Only FOR Me.」。オーラスらしい雰囲気のある大きな曲だなという印象。この曲で終わるこのアルバムはとにかくカッコいいなと感じる。


続くPlus部分はシングル2曲。不思議なことに先に「恋文」で後に「抱きしめたい」という順番。発売日順では逆なのだけど、アルバムからの流れだとこの曲順の方が違和感がないように感じる。最後が「Inner Mind」で静かに終わるのはやはり心地良い。


4人体制の代表的なポジションがこのアルバムかなと思うので、4人体制のアルバムをあまり聴いていない方にはとてもおススメ。当時聴いていた方でも改めて聴き込んでもらいたいなと思う。