今回も「ほぼ」オンタイムネタです。
といってももう1ヶ月近く経過していますが(笑)
3月19日(土)に登城した沖縄県うるま市にある安慶名城跡です。
こちら国指定史跡なんですけど、整備されている感が全くないです。
ただ、それだけ天然の城跡気分を味わえますね。
このお城、登城口がわかりづらいんですよね。
違うところから登ってしまいました。
○安慶名城
城跡はうるま市の「安慶名中央公園」の裏山にあります。比高20mぐらいでしょうか。
駐車場から登城口を探したのですが見当たらず、闘牛場に出てしまいました。
奥が城跡、手前が闘牛場。
あきらめずに闘牛場側から登れるところを探すとこんな感じ。
石塁の上を歩いて登りに挑戦。
それにしてもすごい岩肌の上に石を積んでます。
石塁の上を歩いて、反対側に出ると階段を発見。
これで上に行けるという確信を持ちました。
登りきったところに岩のトンネルがあります。
くぐった先が本郭でした。
険しい岩山の頂上にしては広めの本郭。
もうちょっと登るところがあったのですが、あまりに危険そうだったので断念しました。
岩山の上にこれだけの石積みをしているのは驚異的です。
ちゃんと曲線にもなっていますよ。
先ほど登ってきた石塁を見下ろします。
けっこう高低差あります。石積みがハッキリと確認できますね。
本郭からの眺め。
比高の割には眺めが開けております。天気さえよければなあ。
実は正しい登城口はこちら。
公園の芝生の奥にありました。
ちゃんと石碑に案内板があり、先に階段があります。
この階段が4枚目の階段に続いているのでした~
ちょっと今までの沖縄のお城を見た後ですと、その未整備感に差を感じます。
ただ、それだけちゃんと古城の印象を把握できるのがいいですよね。
本土で山城登ればこんなものではないはず。
正しい登城道から登れば危険な石塁の上を歩く必要もありませんし。
勝連城や中城城からそんなに遠くないので、一緒に登城されてはいかがですか?
○安慶名城とは?
案内板がもうほぼ判読不能状態になっておりましたので、詳細はちょっと。
14世紀に安慶名大川按司によって築城されたそうです。
沖縄のお城にしては珍しい輪郭式のお城です。沖縄は勝連城みたいな連郭式のお城が多いですからね。
もともとあった石灰岩の山をそのまま城に転用し、周囲を石塁で囲んだ感じの輪郭式です。
城跡からは中国産の陶磁器や土器が発見されており、往時の繁栄を窺い知ることができます。
○行き方
沖縄道からの行き方にしておきます。
「沖縄北IC」で降り、出口をそのまま直進。
県道36号線を道なりに進み、「上平良川」交差点を左折し、県道75号線へ。
そのまま「安慶名」交差点まで進み、そこを左折。県道8号線に入ります。
そこから2つ目の信号のある交差点を右に曲がれば、安慶名中央公園の駐車場があります。
そこそこ停まれる駐車場なので問題ないですよ。