彼女との連絡が少なくなり 自分の中で苛立ちが多くなってきた。

彼女の自傷行為を止めるだけに連絡を取っていたわけでもなく


自分の楽しみにもなっていたからだ。


彼女への想いは募る一方だった


そんな中で 通話中 


いつ逢えるの?


切り出したのは 自分だった。


彼女は 友人との伊豆&フランス旅行を控えており


バイトの日程も目一杯詰め込んでいて


逢えるとしたら8月4日だよ?



あと1週間後だった。


逢えるならそれでいい。

即決をした。


じゃあ今度 どこに行く?


箱根にある 「星の王子様ミュージアム」に行きたい



じゃあ箱根で決まりね!


だけど、日帰りじゃないと無理だよ?


残念に思えたが、気持ちが先行し 

1週間後の箱根旅行が決まった。




それから2日後



彼女と旅行の連絡を取っていながら



思わぬ事を聞いてしまった。



寂しくて 1人でお酒を飲みに行って


そこから 記憶がなくて


起きたら 全裸で寝てた。





しばらく無言が続き



心の中で悲しさと怒りが込み上げるが、それを押し殺し


もういい 聞きたくない。



これ以上、話を聞けば 必ず 彼女に汚い言葉を浴びせていただろう



強がってもシコリとして この先に残る事を知りながら


彼女には 軽くお説教をし


その話題には極力触れようとしなかった。







悪性的なシコリはその場で切除した方が懸命な時もある

これが、すれ違いを起こす大きな原因だった。
自傷行為をする時の連絡 これはある程度上手くいっていた。


連絡が来た時に偶然にも起きている事が多く


その度に、話をあまり深刻にせず


自分の1日の失敗談や笑い話などで


自傷行為が止められる事もあった。


前日も、自傷行為を3時間以上会話をし回避できたからだ。


次の日

父方の弟(おじさん)が食道がんで入院をし


見舞いに行く際も、以前買った【自傷行為とその対処法】


この本は肌身離さず持っていた。


入院したおじさんに面会をし


しばらくすると、気分が悪い 切りたい。


そんなメールがきた。


面会もそこそこに


彼女にメールをし 「大丈夫?置換行為はした?呼吸法は?」


何通かメールの返信は届いたものの、彼女の自傷行為が止まる気配はなく


携帯電話に直接電話したが 「いくら電話しても出ないから」


そんな悲しいメールが返ってきた。


電話を何回かけても 応答はなくなった。


【自傷行為とその対処法】この本には


自傷行為は死にたくないと思っている。その考え方は


ダメだと記されている。


自傷行為を行い続けると 自殺リスクも確実に上昇する。


本人が自傷行為を行う際に、記憶がなくなったり


痛みを感じなくなった場合に、思いがけず


死に至るケースもあるからだ。



そういえば、彼女はバイトのレジ打ちの際


よく小銭を落とす様になった...。


そんな話を思い出した。



確実に危ない。



PCに彼女の住所が保存してあったのを思い出し


自宅までタクシーを飛ばし


住所フォルダーを開けて 気付いた。


今、彼女のいる○○県まで新幹線で行っても


自傷行為が酷かった場合、死に至る危険の方が高い。


消防の緊急相談ダイヤルに経緯を説明すると


警察署の電話番号を伝えられた。


急いで電話をかけるものの、管轄が違うため


彼女の住む地域をカバーしておらず


たらい回しにされる勢いだった。


怒りはあったが、とっさの機転で彼女の住む地域の駅前交番の電話を検索して

電話をした。



交番に電話をすると、男性警察官が話を聴く


しかし、自傷行為に理解がなく また別の警察官へ


女性警察官に緊急性を説明すると こんな言葉が返ってきた。


万が一、彼女の身に何かあっても そちらには連絡は出来ない事になっています。


それでも よろしいですか?


即答で 返事をした。




それから40分後


彼女から連絡がきた。



警察官が家に来たよ 気絶して倒れてた。心配かけてごめんね。


10分後

電話をかけると


事情聴取なう。



そんなメールが返ってきた。


そして間髪を入れずに


今、お母さんもいるから連絡出来ない。


この後、彼女は両親のいる実家へと連れられて行く事になった。


今 思えば ここから 彼女との連絡が少なくなっていったのだろう。











とにかく、2人で話していれば

彼女の自傷行為は月に1度に減少していた。

しかし、バイト先に同級生が多く、そこには彼女の元カレも

彼女は不安定になり、その度に 切りたい。

自傷行為をほのめかす言葉をメールやツイッターてつぶやく。

狭いコミュニュティーの中で苦しむ彼女に

バイト先を変える事を提案したが

親友や幼なじみがいる事を理由に

断られる事になった。


断られる=諦める

ではなく。


少しでも、彼女の力になれれば


そんな気持ちで 【自傷行為とその対処法】という本を購入した。


そこには、置換行為 (マジックで手首を赤く塗ってとにか自傷行為をしない。など)


本を読み進めて 彼女と2人で 現状から抜け出そう

そう約束して


自傷行為を行いたくなった場合はどんなに深夜でも連絡をする事

これが2人の決め事になった。