そしてまためぐり会うから。
昨日の東京はとっておきの台風一過。
朝の大雨が嘘のように晴れ、ぴかぴかに洗われた街は輝いていました。
わたしたちはもう3回目になって三軒茶屋Heaven's Doorでのライブでした。
三軒茶屋の景色にもずいぶん慣れてきたけど、やっぱりまだまだ東京でのライブは緊張しますね。
今日はどんな音に、どんな人に出会うのだろう。
何を届けれるのだろう。
リハーサルははやい時間に終わったので本番までみんなで三茶をぶらぶらしました。
本番開始前にライブハウスに戻ってきてびっくり!
なんと佐世保ライブで知り合ったバンドマンの野村くんがいるではありませんか!
上京する用事があったそうでサプライズでライブに来てくれました。
めちゃくちゃびっくりしましたが、ホントにうれしかったです。
東京に来る前からわかっていたことだけれど、この街ではまだまだいつもアウェイです。
ここからゼロから始めるんだってね、わかっているけれどね。
正直に言えばそれにどうしようもない気持ちになることも多いんです。
そのぶんだけ自分たちの音を聞きたい、そう思って足を運んでくれるひとがいるということがどれだけうれしいことかをひしひしと感じました。
僕らが生きていることを、生きて音を鳴らしていることを、ここで歌っていることを受け取ってくれるひとがいることがこんなにもうれしいなんてね。
それはまるで奇跡のようだよ。
忘れかけていた気持ちを思い出しました。
そうして迎えたライブはまさに空に光がさしたようで、いつにも増してたくさんの感情に飲み込まれた時間でした。
ステージで音を鳴らして、色とりどりの景色が鮮やかに広がって。
誰かの真剣なまなざし、痛いほどにあふれるココロ。
手を伸ばしても、伸ばしても。
あとからあとからとめどなく溢れて永遠にとまることのない、愛のような何かだよ。
両手いっぱい零れ落ちる中にずっと手を掲げていたい、光のような命だよ。
幸せだよ、なんてね。
月並みな言葉をつぶやきたくなるくらいね。
共演者のみなさんもこの日も個性豊かで素晴らしかったです。
最後のThe Taupeさんは先日の新宿Motionでもご一緒させていただきました。
迫力のステージと個性的に作りこまれた独創的な音、なのに耳に残る旋律が素晴らしかったです。
Nobody Gardenさんは光に満ち溢れるような強く力強い音で、自分のライブ後の心地よさを掻き立てまばゆすぎて泣きそうになるくらいでした。
Heaven's Doorではいつもどの出演者さんもホントにクオリティーが高く、真摯でいい人ばかりで毎回ホントに楽しいです。
いろいろお話もさせていただき、新しい出会いもあってホントに充実して楽しい時間でした。
無条件に楽しくて幸せだったよ、そんな気持ちもいっぱい。
東京という厳しい環境を実感し、頑張らなければと掻き立てられる気持ちもいっぱい。
そのすべてにおいてホントに充実して楽しかったと思いました。
毎回毎回ですが、やはり東京でのライブはアウェイで緊張もするし、何かを得なければという焦りやプレッシャーも大きく、ささいなことで一喜一憂してしまいます。
光の速さで走れない自分に苛立ちも感じるし、才能という壁にぶつかってもがいてもしまいます。
そんな気持ちは知らないうちに自分のなかで大きくなってココロを黒い雲が覆っていることもよくあります。
昨日もそんな気持ちを心の底に抱えたままでした。
でも、思わぬサプライズもあり、ただひたすらに心のままに奏でてライブして、いろんな出会いがあって、いろんなひとと話して、うれしい言葉もきつい言葉もたくさんもらって、なぜだかわからないけれどそういうもの全部が黒い雲をさらっていってくれてココロも台風一過でした。
うまく言えないけれど、きっとそれは偶然じゃないと思えました。
いいときも悪いときも、ちくちく積み重ねてきたものがきっといつか自分に返ってくるんだと思うんです。
それはわたしがイチバン必要としているときに、イチバン必要なものをくれるんです。
それが自分が歩いてきた結果なんだね。
あの日のことがちゃんとつながっているんだね。
だから、やっぱり今日の日も何にもならないような些細なことだって、無意味に思えるようなことだって、すべてにまっすぐに向かわなければと思うのです。
きっとそれはいつか全部自分に返ってくるんです。
嘘偽りなく、真摯でありたいと思うのです。
今日という日のちいさな一歩に焦らないでさ。
今日という日に何も残せてないだなんて悲観しないでさ。
大丈夫、きっといつかってね、信じていられるような毎日を生きれたらいいね。
ライブのあとはせっかくの長崎からの客人ということで渋谷までいってリンガーハットに行きました。
本場の味と食べ比べ!
うん、やっぱり東京仕様であっさり味になっていたような気がしますよ!
地元っ子はあまりリンガーに行かないらしいのでよくわからないと言っていましたけどね(笑)
なんにせよ、九州の味ってだけで贔屓しちゃうのでめちゃくちゃおいしく感じます。
終電までの楽しい時間でした。
嵐のようないろんな感情に巻き込まれた日も終わり、帰り道で見上げた夜空はきれいに晴れ渡っていました。
透明な空に浮かぶ月からは光がこぼれ続け、泣きたくなるほどきれいだったよ。
この手で光に触れられそうなくらいだ。
ほら、そっとすくったらね。
きらきら、キミにあげる。
そんなこのココロもね、いつかめぐりめぐって音になって、またあの空に返せますように。
共演してくださったみなさん、ライブハウスのみなさん、見てくださったみなさん、ホントにありがとうございました!
次回は10/21@代々木labo、11/6@三軒茶屋Heaven's Doorです。
またいつかきっとめぐり会える日を待っています。
2014.10.7 (mon) CastingAround セットリスト
1. ムーンライト
2. 世界の果て
3. さくらさくら
4. 水月
5. 国道三号線
6. 流星