懺悔すれど、なお、わが罪、深く・・ | 壮絶不倫

懺悔すれど、なお、わが罪、深く・・

私は、もう一度キチンとダンナと向き合ってみようと思った。・・・・けど、いつも彼が言うのは


ダンナ♂「どうして??どうして、そうなったの???」


どうしてもこうしてもないよ・・・。ただ、好きになっただけ。





ダンナの趣味はわたしで、ダンナはわたしが自慢だった。


それで、ダンナとは同級生でダンナはわたしにずっと思いを寄せていた。結婚するときに知ったことだ。


共通の友人から聞かされたことだった。


ダンナ♂「ずっと好きだった・・」



ダンナはいつもわたしにそう言う。


とても大切にしてくれた。・・・・でも、大切にしすぎた・・と言うこともあるかもしれない。


休日に私の方が仕事が入ると、朝から一緒に行って仕事が終わるまで待っていた。





♀「・・・あなたの時間がなくなるから来なくていいよ・・家でゆっくりしてまってて・・・」




そう言うわたしに、




♂「行きと帰りの車の中で一緒にいられるから、その時間を大事にしたいし・・一緒にいくよ」





といってついてきてくれた。


わたしは、もっと自分の世界を作ってほしい・と、思っていた。


・・・ほら、こんな世界があるよ・・・


とわたしに教えてほしかった。





・・・・・・・・・一方、彼はわたしより一回り年上。わたしの知らない世界を教えてくれた。


もともと、不倫願望があったわけではない。周りで不倫の話を聞くと、ばかばかしい・・・とさえ、思っていたのに、自分がこんなことになるなんて本当に心外である。

でも、もしかしたら、もっとわたしを大きな器で見てくれる人を求めていたのかもしれない。


・・・・・・・・・懺悔してもなお、わが罪深く・・・・・・・・・・・

そう、わたしは略奪したのだ。きっと、罰が当たるときがくるだろう・・。いや、もう罰が与えられているのかもしれない。それでもわたしはそれを厳粛に受け止める覚悟はできている。


そして・・・彼もわたしを略奪した。


でも、これから彼と一緒になるかはわたしには疑問。


わたしは、どんなことがあっても泊まらずに家に帰っている。それは、結婚したときからの約束事だから。

・・・・・帰ることができる範囲の仕事なら必ず帰ること・・・。



彼はそれが気に食わないらしい。しかし、「けじめ」は必要だと思う。ここに住んでいる以上、わたしはその小さな約束事を絶対に守りたかった。

最後の、私の彼に対する気持ちだった。


変な理屈かもしれないけれど・・・。


本当にこれでよかったのか・・・つらい日々が続いていた。でも、ダンナとは一緒に買い物に行ったりしていた・・楽しかった。

やり直せるかもしれない・・そうも思った。


先週、実家に帰ったときにダンナが



♂「君には俺が合ってるよ・・」


そういった



♀「やんちゃな女には俺みたいなのがいいんだ」


♀「ふふ・・じゃ、またわたしと結婚する?」



ダンナは少し考えて・・・



♂「・・・・・・・・考えとくよ」


バカにしてると、思った。


わたしはダンナのことはきっと尊敬していなかったのかもしれない。・・・尊敬・・じゃなくてなめていたのかもしれない。


彼のことがわかっても彼には何も言わなかった。

彼からの電話にも「ちょっと待ってください」そういうだけだった。


わたしには言うくせに・・・

それならなぜ彼に・・・・・・「返して下さい」・・・・・・・だの、彼の家に殴りこみに行くだのしなかったのか?


そのときにわたしはもう、お別れのときが来たのかもしれない・・そう思った。


わたしはこのうちにいることができない・・そう思った。


明日は明日の風が吹くけれど、この1年間でいろいろなことがあった。


明日は本当に明日の風が吹くのか??



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