根室本線の代行バスは、根室本線の旧線に沿うような形でトンネルなしで狩勝峠を越えて、南富良野町に入りました。

2016年8月の水害以降、運休が続いている区間で、しかも復旧されることなく、2024年3月末に廃止になる区間を走ってます。

 

(Nikkor Z DX 18-140/3.5-6.3 VR)

落合駅が見えてきました。

本来、根室本線は、新得を出たあとは石勝線と同じ線路を走り、新狩勝トンネル内の上落合信号場で分岐して、この落合駅に向かっていました。

 

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各駅舎には、廃線に向けた表示が見られますショボーン

 

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大型の除雪車が稼働していました。

モーダルシフトが言われる中、雪もある地域に、鉄道があってもいいと思うんですがねぇ。

 

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一面の雪原に見えるのは畑で、その向こうの木立の所を、根室線は走っていました。

 

 

さて、この区間でも有名な幾寅(いくとら)駅が近づいてきました。

 

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駅名票が「幌舞駅」になっていますが、高倉健主演の映画「鉄道員(ぽっぽや)」の撮影地として著名で、映画に合わせて、「幌舞駅」が掲出されているそうです。

 

 

 

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幾寅(幌舞)駅横には、懐かしいオレンジ(たらこ)色のディーゼルカーが展示されていたり、映画に登場する定食屋のセットなども保存されています。

 

この日も、観光客がけっこういて、また代行バスから降車する人や乗車する人もけっこういました。

 

北海道中央部で、賑わっている幾寅の駅舎を眺めながら、観光の拠点をつなぐ役割が十分にあって、今から建設するわけでもないし、鉄道を残してもいいのになぁと思いました。

 

代行バスに乗っていた外国人の観光客は、富良野に抜けるために乗っていたようですが、十勝・帯広方面だけでなくトマム・サホロといった各リゾートと、富良野・美瑛をつなぐルートとして、この路線は重要だと思うんですがねぇ。

 

さて、バスが発車します。

 

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幾寅を出てすぐに踏切を渡りました。

 

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雪に埋もれたままの線路が寂しさをかきたてます。

 

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しばらくして、停車しているディーゼル車が見えてきました。

代行バスの終点・東鹿越駅です。

新得からは1時間7分でした。

 

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カステラくんたちと代行バスを降りて、根室本線の滝川行きに乗り継ぎます。

接続は8分なのに、写真とか撮りたいし、ドタバタします(笑)。

 

2024年3月5日

 Nikon Zfc + Nikkor Z DX 18-140/3.5-6.3 VR