11月の小雨の日、大井町線・荏原町駅へ。

 

荏原町駅前の立派な法蓮寺前を通過する、大井町線6000形の急行電車新幹線

 

法蓮寺はすごく立派なんです。

江戸幕府11代将軍・徳川家斉が鷹狩りの折に立ち寄り、住職の日詮上人が角力(すもう)を取って、日詮上人が家斉を負かしたという逸話があるんだそうです。

 

この商店街を歩いて行きます。

 

荏原町駅前から東急バスに乗り換えようとしたら、この商店街を抜けたところにバス停があるんですね。

ところで、三間通りの長~い商店街とか、戸越銀座とか、この辺りは散歩したくなる商店街がたくさんありますね。

 

 

 

歩いて行くと、近世の道標がありました。

 

カステラくんたちの下に、字が刻まれていまして何と書いてあるんですかねぇ…。

 

     右 うの木光明寺

 是より

     左 池かみ道

 

と書いてあるようですね。。

北から来た古い道がここで分岐して、右(西)へ鵜ノ木光明寺道と、左(東)池上道とに分かれるんですね。

※スマホだと、改行とかがうまく表示されませんね…。「是より〈右 うの木光明寺、左 池かみ道〉」となります。

 

また向かって右の側面も見てみます。

 

向かって右の側面に「天明三卯五月」と彫られています。

天明3年(1783)は、夏に浅間山が大噴火する年で、幕政の中心が田沼意次の頃に造られた道標とわかります。

 

道標は、この庚申塔横に、あります。

道標と共に、とてもきれいに手入れがしてあります。

 

三猿もきれいに見えます。

 

↑ここです。

 

さて、商店街をもう少し歩いて、[荏原町駅入口]交差点まで来ると、横にも、道標があります。

 

この面には「東 品川道」とあって、右側は「北 めくろ道」ですかね。

 

   せんそく  天保二年

 西     道

   おくさハ  三月吉旦

とあって、天保2年(1832)造立のようです。

※これも、スマホだと、改行とかがうまく表示されませんね…。「西〈せんそく、おくさハ〉道、〈天保二年、三月吉旦〉」となります。

 

この道標の横が、東急バス[森02]大森駅行きのバス停で、ここからバスに乗ります。

 

2023年11月

 Nikon Zfc + Nikkor Z 28/2.8 SE