カステラくんたちと初夏の高野山・町石道を歩いてきました。

 

古峠からの、続きです。

右の方へ上がっていくと、大門方面です。

 

この古峠には124町石があります。

願主として、大中臣清義の名が刻まれています。

 

下から上がってきた場合、3分の1くらい上がってきた所ということになりますね。

 

また、『和歌山県の歴史散歩』によれば、丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)からこの古峠へ出る道は、「12世紀なかばに白河天皇の第4皇子で、京都仁和寺門跡の覚法法親王が高野参詣に使用した」ルートとのことだそうです(74頁)。

 

けっきょく便利な、『歴史散歩』ですおねがい

 

1つ上がって、123町石。

町石の下部には、願主として、十方檀那とあるので、方々の人たちから寄進を募って建てられた町石。

貴族ばかりでなく、多くの人々が参加していたことがわかるのも、町石のおもしろさだと思います。

 

地図だとこちら。

 

126町石は、下部がだいぶ埋まっちゃっている状態です。

このような感じで、1町=109mごとに、趣のある町石が建っています。

 

2022年5月 和歌山県かつらぎ町

 GRⅢ (GR Lens 18.3/2.8)