昼寝をしてたら

不思議な夢を見た。

 

 

ツインさんが私を見つけたときから

今にいたるまでの

ツインさん目線のビジョンと

なんか感情みたいなの。

 

 

へぇ、そんなに特別だったのかと

目が覚めて、感動にひたる。

 

 

だけどそれはほんのつかの間のこと。

 

 

旦那さんがどうやら

ツインさんの存在に気づいたっぽいのだ。

 

 

とたんに恐怖に襲われた。

人が執着してるときこそ、何をしでかすか

わからないからだ。

 

 

せっかくツインさんと電波が復活したのに

 

 

せっかく

がんばる、逃げない、あきらめないって

 

声が聞こえたのに……。

 

 

 

名残惜しむのは

ほんの数秒間だった。

 

すぐに

私の心は決まったんだ。

 

 

 

もう、結ばれなくていい。

ツインさんが幸せならそれでいい。

ツインさんを絶対に守らなくちゃ。

 

絶対にバレないように

ツインさんの人生は私が守る。

 

 

涙が出た。

ツインさんのことは好きなままだし

旦那さんに戻ることもない。

ちゃんと子供は育てる。

これからも

ありのままの私で生きよう。

 

 

 

ああ、そういう結末かと

がっくりする自分がいた。

 

日向さんとの学びも

長かったのになぁ

 

なんだ、そういう結末かぁって。

 

しょうがないなぁ。

だけど、がっかりだなぁって。

 

 

 

ふと

天使ちゃんが、スマホから

曲を流し始めた。

 

 

聞こえてきたのは

シンクロした内容。

 

 

二人はお互いのために

あきらめるって

 

 

そんな歌詞だった。

 

 

それを何度も何度も

リピートされて

いやになった。

 

 

いやになった。

 

 

いやになった。

 

 

いやに……。

 

 

あれ?

なぜか心の霧が晴れ出している。

なんだろう。

 

 

 

そしたら

声がしたんだ。

 

もういいよって。

 

ガイドさんの声かな?

 

 

 

 

次の声はね

 

大丈夫、大丈夫って。

ツインさんかな?

わからないの。連続で言うからそうかなって。

 

 

 

最後の声は

奥底の自分だった。

 

こんなに奇跡が起きたんだから

最後はそんな結末じゃないよって。

 

 

 

不思議だった。

どんどんどんどん、霧が消えてったんだ。

 

 

なぜかね

また信じる方向に戻っていく。

 

 

そっか、そうだった。

闇は自分から生まれるんだった。

 

 

旦那さんを疑えば

旦那さんは

疑うような人間になってしまう。

 

旦那さんを信じれば

信じられる人間になるんだ。

 

 

なら

私が私の闇に勝てばいい。

すべてを信じる以外、他にない。

 

 

今までたくさんの手放しをしてきた。

 

けど結局は

ツインさんを信じるに戻る。

 

だからって

どの手放しもウソじゃないの。

どの覚悟もちゃんと持ってるの。

 

 

そのうえで

ツインさんを信じてるって感じかな。

 

 

執着を手放して

信じる。

 

 

そして

もうこれ以上の手放しは

ない気がしたんだ。