先週の火曜日に、「HERO」を観に行ってきました。
結論から言うと、
綾瀬はるか、堤真一、塩見三省らの2時間スペシャルのほうが面白かったです。
そんなレベル。
タモリさん、そして韓国のスター イ・ビョンホンらが出演した前作のあのレベルには全く到達していません。
ストーリー自体は、要約しますと、
交通事故が起き、コンパニオンの女性が死亡。
本当に事故なのか真相を調べたかったものの、事故(?)現場が大使館のそばであったために、
捜査が難航。
当然、大使館内には入れず、
「大使館であっても、国境を越えられるものとはなんなのか?」
・・というのが入り口なのですが、
結末が、肩透かしもいいところなのです。
HEROといえば、面白いのが、木村拓哉と松たかこの対立、そしてそこから恋愛なのか?またそれとも違うものなのか?尊敬なのか?
という、この微妙な間柄だったのですが、
北川景子
という、現在日本の若手女優の頂点に君臨するはずの逸材が、全く活きていないところが、駄作の要因であったと思います。
原因は明白で、木村拓哉扮する検察官と、人物像に全く違いがないからです。
立場が違うだけで、
木村拓哉と北川景子に、ほぼ違いがなく、
激しく対立することもなければ、
生まれるものも何もない。
まさに、「部活」感覚で、みんなでやっていく・・という「余計な一体感」が、
緊張感を0にしてしまいました。
北川景子はこれだけ美人で、博学で、若い世代の女性の憧れでありながら、
映画となるとどうも何かが違うのか??
そして、木村拓哉の、まさに「職業:木村拓哉」がそのまま反映されたのも、
進歩も感じなければ、マイナス要因になったひとつといえます。
いくらスターであっても、
もう40も過ぎた、世間でいう「オッサン」が、
「テメエ、ふざけんなよ、おい!」
「そうじゃねえのか、はっきりしろよ!」
↑(文面だと伝わらない・・笑)
どうも若者言葉というか、チャラいしゃべり方をするのも、そろそろどうなのかというのが正直な感想です。
木村拓哉扮するキャラクターは恐ろしいほど一貫性があり、ほぼ、違いがないのです。
風変わりで、それでも時間をかけて組織から信頼されていき、
みんなを引っ張る役割を担う存在になっていく。
曲がったこと、グレーなことが大嫌いで、白黒はっきりつけるために、そのためならなんでもする。(韓国だって行く。)
10年前なら評価を受けた「ヒーロー」像なのかもしれませんが、
今の時代でみると、どうもこのヒーロー像が、古く感じてしまいます。
特にこの作品を見たからといって、
帰りの電車で余韻に浸ることもなく・・と言うまさにそんな雰囲気です。
ついでに、佐藤浩市をもってしてでも、この方も、この作品ではあまり光った存在には見えませんでした。
本当に惜しい。
いくつもの逸材を、むしろ映画が殺した雰囲気です。