今日は亡くなった父親の誕生日であり
そして命日でもある
享年64歳
布団の中で眠りながら
そのまま息をひきとっていた
ある意味
うらやましい死にかただ
しかし
発見時は死後一週間が経過していた
さみしくも思えるが
それも父親らしいと思った
幼い頃から両親は側に居なかった
再会が遺体だったことは残念だが
生きている時に再会しても
話にはならなかったであろう
ずっと心の奥で恨み
そして憎んでいた
死人に口なし
遺体を前に時間はかかったが
すべてを飲み込み水に流した
葬儀を終え火葬場に向かう時
まさかと疑わせるような
生まれ故郷を思わせるほどの
大雪が降っていた
『お父さんは田舎に帰りたい』
そう言っていると感じた
私は決意し
あらゆる努力で半年かけて
納骨堂を見つけた
遺骨を抱きしめ
寝台特急で田舎に向かう
遺骨ではあったが最初で最後の
父と息子のふたり旅だった
あれから7年
父親は大好きな故郷に眠っている
おそらく
父親にとって最高の息子であろう
しかし
私にとって最低な父親であることに
変わりはない
iPhoneからの投稿
そして命日でもある
享年64歳
布団の中で眠りながら
そのまま息をひきとっていた
ある意味
うらやましい死にかただ
しかし
発見時は死後一週間が経過していた
さみしくも思えるが
それも父親らしいと思った
幼い頃から両親は側に居なかった
再会が遺体だったことは残念だが
生きている時に再会しても
話にはならなかったであろう
ずっと心の奥で恨み
そして憎んでいた
死人に口なし
遺体を前に時間はかかったが
すべてを飲み込み水に流した
葬儀を終え火葬場に向かう時
まさかと疑わせるような
生まれ故郷を思わせるほどの
大雪が降っていた
『お父さんは田舎に帰りたい』
そう言っていると感じた
私は決意し
あらゆる努力で半年かけて
納骨堂を見つけた
遺骨を抱きしめ
寝台特急で田舎に向かう
遺骨ではあったが最初で最後の
父と息子のふたり旅だった
あれから7年
父親は大好きな故郷に眠っている
おそらく
父親にとって最高の息子であろう
しかし
私にとって最低な父親であることに
変わりはない
iPhoneからの投稿