幼い頃から両親は居なかった
それだけに
家族を歌う唄が嫌いだった
父親や母親を歌う唄は尚更嫌いだった
でも
故郷を歌う唄は好きだった

生まれた夕張は嫌いになれず
今でも再建することを心から願う

再会した父親は遺体だった
母親は再婚して幸せだった

死人にくちなし
幸せものに言う言葉はない
恨みは自然と消滅した

別れ際に流す母親の涙に
心が熱くなる自分を嫌いにはなれず
ありがとうと思えた

考えると
私と再会出来た母親が1番幸せ

なんだかなぁ


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