東京世田谷にて

カサンドラの自助会を開催する

看護職ボランティア団体

@ and me nursing 代表の看護師です


さて。

先日の

【気がついた時だけ育児】に続き

本日は

【気が向いた時だけ育児】です



多分、これって育児を家事にかえても

通じるかもしれない



発達障がいの特性をもつ方には

【予想のつかないこと】は

恐怖に値するくらいの出来事かもしれません



育児って

予想のつかないこと

予測のつかないことの

オンパレード



発達障がい特性をもっている人でも

最初は興味本意で

子育てに参加していたかもしれないけど、

予測不可能なことの連続に

対応できなくて



だんだんフェードアウト、

なんてパターンもあるかもしれませんね



そんな中での

今日の

【気が向いた時だけ育児】は

そんな関係性のご夫婦から

でたセリフなのかもしれません



【気が向いた時だけでも】やってくれたら

って思った人もいるかもしれませんが



【気が向かない日】の方がどんだけ多いか




最初は週一だったのが

2週に1回になり



いまでは

3か月に一回か

1年に数回か


子どもが大きくなったご家庭では



もはや

父親はなんで一緒に住んでいるのか

わからなくなっていたりします


こんな状態になっても

気が向いたときには

育児に参加しようとしていて


【えっ!育児する気だったんだ!】と

カサンドラさんが逆に驚きます



それに

ちょっと困ったことに

気が向いた時にしか子育てしないのに


他人には

あたかも毎日やっているかのごとく話し

子どもの様子なんて

毎日見てもないのに


たった一回

子育てに関与しただけで

どや顔で

他人に話したりします


やってくれるんならと

別の機会にお願いすると



それが

気が向かない時だったりすると

【なんで俺がやるんだ】

【なんでお前がやらないんだ】



休みの日なのに

【俺は忙しい】

【俺はいつも働いているんだ】



なんだかめんどくさい方向へ

勝手に行ってしまいます



返事しないで無視してると

すぐ怒るし

とんでもないことになるから



気が向いた時も育児しなくていいよと

いいたくなっちゃいます



相手の気分に振り回されることほど

疲れるものはありませんから



こういう経験って

カサンドラになったことのない人にら

あまり共感されないことかもしれません


ちょっと離れたとこから聞くと



カサンドラさんが

育児参加を拒んでいるようにも見えるし

仲間外れにしてるようにも聞こえる



カサンドラさんが

ミスを許さないお局なんじゃないかなと

想像できたりもします



でも違いますよね

カサンドラさんたちは

そんな人ではありません


気が向いた時しか子育てしてくれないから


他の全ての時間を

カサンドラさんたち

孤独に1人で子育てしてる



誰に話してもわかってもらえないなか

だんだん無口になってくるし


1人で何でもやるから

一日中働いてます



孤軍奮闘してて

心やカラダを蝕んでいる人もいます



自助会はただ話すだけ

なんですが

誰にもわかってもらえない

むなしさを

【共感】という素晴らしい助けを受けて


一歩一歩進んでいけます



家に帰ると元に

戻ることもあるかもしれませんが

1人じゃないんだという勇気


自分の気のせいじゃないんだと思えると

自己肯定感が上がってきて

心持ちも変わってきます



よろしければご参加を

検討してみてくださいね

次回は6月30日(日)午前です